【怪談】『ムー』に約30年間寄せられてきた「怖い話」が1冊の本に! 幽霊・怨霊・不思議な夢などよりすぐりの実話怪談が満載です
夏といえば、怪談。異例の暑さを記録し続けている今だからこそ、背筋がゾ~ッとするような怖~い話を読んで、涼を味わいたいものです。
そんな気分の時にピッタリなのが、2018年7月20日に学研ホールディングスから発売された書籍、『ムー実話怪談「恐」選集』(税抜き900円)。
今年の秋に創刊39周年を迎える超常現象専門誌『ムー』の編集部には、毎日欠かさず、読者からの奇妙な体験談が送られてくるといいます。
そういった実話怪談ばかりを集めた「あなたのミステリー体験」は最長級の人気連載となっていて、今回発売された書籍は、その中から選り抜いたお話が収録されているようなんです。
【タイトルがすでに怖い】
実話怪談の内容は多岐に渡っているらしく、幽霊や怨霊との遭遇はもちろん、不思議な夢や記憶のことまで、ありとあらゆる「本当にあった奇妙な / 恐ろしい / 不思議な / 理不尽なできごと」がそろっている模様。
チラッと公開されている本の中身を見てみると、「顔のない地蔵」「笑っているんですね」「血が出るだけ」といった具合に、意味深なタイトルがずらりと並んでいてゾクゾクしちゃいます。
【書き下ろし怪談のタイトルも怖い】
『ムー実話怪談「恐」選集』を出版するにあたって選者を務めたのは、怪談師・オカルト探偵として活動する吉田悠軌さん。
実話怪談の名手として知られる吉田さんによる書き下ろし怪談もいくつか収録されているのですが、こちらのタイトルも「廃村の老人」「喪服の親子」「黒髪」など、じっとりと絡めとられるような怖ろしさを秘めています。
【実話怪談の変遷をたどることができるんだって】
実話怪談には時代ごとに傾向があるようで、本を読み進めるごとにその変遷を知ることができるようになっているとのこと。
「あなたのミステリー体験」連載がスタートした80年代から現在にいたるまで、祟りや呪い、不条理もの、そしてリアリティある日常ものへと変化していったという “日本の実話怪談の歴史” を知ることができるのも、この本の魅力のひとつなのではないかと思います。
【興味深いインタビュー記事もあるよ~!】
また『ムー実話怪談「恐」選集』には、「あなたのミステリー体験」発足当初から “たったひとりの担当者” を務め続けている、伝説のライター・Tさんへのインタビューも掲載されているのだとか。
約30年にわたって毎月欠かさず投稿怪談を読み続けてきたTさんは、果たしてなにを語っているのか。こちらも非常に気になるところです……!
参照元:プレスリリース、ムーPLUS
執筆=田端あんじ (c)Pouch