歌舞伎独自の化粧法「くまどり」の見学会がおもしろそう! 台詞や所作の体験のほか、1名限定でくまどりをしてもらえるんだって
大人気漫画&アニメ『ONE PIECE』を題材としたスーパー歌舞伎の公演を行い大成功を果たすなど、ここ最近、だいぶ敷居が低くなったように感じられる歌舞伎の世界。
今年2018年はこれまた大人気作品の『NARUTO-ナルト-』を原作とした新作歌舞伎が登場し、またしても多くの観客が会場へ足を運ぶ予感がします。
そんな歌舞伎の世界を、もっともーっと身近に感じてもらおうと企画されたのが、2018年7月23日と8月28日に開催される「くまどり見学会」。歌舞伎用のメイク “くまどり” を描いている様子を、間近で見ることができるらしいんです。
【「歌舞伎講座」は定期的に開催されています】
「くまどり見学会」を企画したのは、横田倉庫株式会社。
文化事業の一環として、 “心と体に響く歌舞伎” をコンセプトとしたオリジナルプログラム「歌舞伎太郎」を立ち上げていて、今回は定期的に開催されている “歌舞伎講座” の一環として見学会が実施されるみたい。
【1名のみ実際に「くまどり」を描いてもらえる!】
歌舞伎独自の化粧法 “くまどり” は、真っ白な顔に走る真っ赤な線が印象深いですが、あの線は “顔の血管や筋を誇張” したもの。
見学会では、 “くまどり” に関する詳しい解説を聞いたり、実際に化粧を行っている様子を見学できます。また “くまどり” を大胆に描いていく様子を見ることができるだけでなく、1名のみ実際に体験することもできるそうで、好奇心が刺激されるわ……!
そのほか、台本を使って台詞や所作の体験もできて、盛りだくさんの内容となっている模様。体験し終わったらますます、歌舞伎の世界に興味を抱くことができそうです。
【好評企画のようです】
「くまどり見学会」は過去にも開催されているようで、体験者の声を聞くと
「くまどりを間近でみてみたかったのでとても良い経験ができた」
「くまどりの種類も色々あり、色や線にもそれぞれ意味があるという説明にびっくりした」
「歌舞伎が体験できるなんて思ってもみなかったがすごく楽しかった」
「実技体験をしてみるとまたいろいろな角度から歌舞伎がわかり楽しい。ますます興味がわいてくる」
「大きな声で台詞を言うとストレス発散にもなる」
といったふうに、おおむね好評を得ている様子。
見学会にかかる時間は1時間45分と予定されていて、7月23日は14時30分から、8月28日は19時からの開催となっています。
受講料は1回4000円、定員は15名と少人数制なのですが、7月はまだ余裕があるそう。とはいえ応募は先着順となっているため、気になっているという方は早めに問い合わせてみた方がいいかもしれません。
参照元:プレスリリース、歌舞伎太郎公式サイト
執筆=田端あんじ (c)Pouch