これはバーガーというより「天丼」だと確信! モス新作「海老の天ぷら」と「海老とかきあげ」のライスバーガーを食べてみた
日本ではもはや定着している感もあるライスバーガー。その元祖といえばなんといっても、1987年に発売された「モスライスバーガー」です。
それから約30年の時を経て、2018年5月24日から新発売となるのが「モスライスバーガー海老の天ぷら」と「モスライスバーガーよくばり天 海老とかきあげ」の2種類。どちらも海老の天ぷらがはさんであるんですが、前評判としてすでに「天丼みたいな味になるのでは……」なーんて声もあがっているとか。
このたび、モスバーガー本社でおこなわれた試食会に参加してきましたので、その感想をお届けしたいと思います! 天丼感、どのぐらいライスバーガーとして再現されているんでしょうか!?
【ここまでするか! 海老へこだわりにビックリ】
新発売となるライスバーガー2種ですが、どちらにも海老の天ぷらが使われています。この海老こそが、モスバーガーが今回大きくこだわったところ。
海老の食感を大事にするべく、あえて筋は切って伸ばさず、背ワタなどは串を使って手作業で抜く。衣に花を咲かせるように工場で一本一本手作業で揚げているそうで、ファストフードとは思えぬほど丁寧な仕事ぶりに驚かされます。
「モスライスバーガー海老の天ぷら」は海老の天ぷらを贅沢に2本使用したもの、「モスライスバーガーよくばり天 海老とかきあげ」は海鮮かきあげに海老の天ぷら1本を加えたもので、どちらも食べごたえのあるバーガーに仕上がっています。
【モスライスバーガー海老の天ぷら】
さて、それでは実際にいただいてみましょう。まずは「モスライスバーガー海老の天ぷら」から。ぷりっぷりの大きな海老2本がバンズであるライスプレートからはみ出しそう!
……っていうか、実際にはみ出しました。手でおさえたところ、一本の海老がコロン……。
これ、インスタ映えを考えれば必ずしもフォトジェニックではないかもしれません。でも、この“はみ出るほどのものを手や口を汚しながらでも食べる”というのが実はとってもそそられたりするんですよね。
【天つゆタレとゆずの香りがたまらない】
大きな口を開けて頬張ると、海老のぷりぷり感とご飯の味わい、天つゆ風のタレ、ゆずのさわやかな香りが口の中に広がります。
とにかく2本の海老がダイナミックで存在感大! ほかに素揚げしたインゲンと海苔もはさまれてはいますが、とにかく海老を堪能したいんだという人におすすめしたい一品です。
【モスライスバーガーよくばり天 海老とかきあげ】
続いて「モスライスバーガーよくばり天 海老とかきあげ」を。「モスライスバーガー海老の天ぷら」と同じ海老の天ぷらが1本と海鮮かきあげ(いか、海老、玉ねぎ、にんじん、枝豆)、海苔が一緒にはさまれたバーガーで、こちらも口に入れるのがたいへんなほどすごいボリュームです。
個人的にはこちらのほうがお気に入り! 海老の天ぷらはおいしいのですが、ずっと同じ味だとちょっと飽きてしまうところも。けれどこちらのバーガーは、弾力あるぷりぷりの大きな海老とともにいろいろな野菜の食感も楽しめて、見た目も味わいもにぎやかで楽しい!
【ふわっとゆずが香る天つゆ風タレも魅力】
そして、どちらのバーガーも口に近づけるとふわりと鼻をくすぐるゆずの香りも魅力的。実はゆず風味の天つゆ風タレも、今作のこだわりのひとつだそう。
タレのつゆは、焼津産のかつお節粉と日高産昆布エキスをベースに醤油を加えたもの。そこに加えたゆずの風味も、皮のパウダーで苦み、果汁でフレッシュ感、ペーストでゆず感を出しており、とても手が込んでいます。
【天丼をぎゅぎゅっとライスバーガーに! モスならではの自信作】
2品とも食べてみましたが、サクふわの衣の海老天にちょっと濃いめの天つゆ、100%国産米を使ったライスプレート……ほんとに天丼をぎゅぎゅっとバーガーに凝縮したような感じ! これは日本生まれのチェーンとして、日本の食文化を大切にしてきたモスバーガーならではのメニューではないでしょうか。
「モスライスバーガー海老の天ぷら」(450円)と「モスライスバーガーよくばり天 海老とかきあげ」(480円)は5月24日から7月中旬までの期間限定販売。全国のモスバーガー(一部店舗のぞく)でメニューに並びますので、皆さんどうぞお楽しみに!
参考:モスバーガー
取材・撮影・執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch