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女ひとりで初めて「大相撲」を見に行った結果…当日券ゲットするのが超大変!! しかし癒してくれたのは相撲でした

   



久しぶりに日本人横綱が誕生したり、Abemaで大相撲配信始まったり、貴乃花親方の問題がいろいろあったり……と、なにかと注目されている大相撲

私のまわりでも数年前から同世代の友人たちが急激に相撲好きになり、行きつけのサウナでも、夕方のテレビはいつも大相撲中継です。常連マダムたちが汗を流しながら「今の取組はあーだこーだ」と楽しげに話しています。

なんか楽しそう。私も混ざりたい。「へえ、大相撲の当日券って2200円なんだ。私も観に行ってみるか……

———毎月1のつく日(1日、11日、21日だけ)は「ステキなぼっちの日」。というわけで、今回のぼっち企画は女ひとりで「相撲観戦」です。

軽い気持ちで大相撲五月場所を見に行くことにしたら……えらい目にあいました。

【当日券取るのめっちゃハードやん】

平日だし、当日券は直前にチケットぴあ かなんかで買えるんだろうとタカをくくっていた私。前日の夜に「大相撲 当日券」で検索したところ衝撃的な情報がわんさか出てくるではないですか。

・整理券の配布は両国国技館の窓口で朝7時45分から
・当日券は350枚〜400枚ほどだが、最近は大相撲人気でかなり早朝から並ばないと買えない

大相撲って “ご老人の娯楽” みたいなイメージだったので(すみません)そんなにハードだとは思いもよらず、早起きするために慌ててベッドに入ったのは言うまでもありません。

この日は五月場所5日目。7時前に両国駅に到着すると、平日の木曜なのにめちゃめちゃ人が並んでる〜〜〜〜! 国技館から伸びた列がJR両国駅の入り口付近に達するほど。そして半分くらいは外国人で、列を整理するスタッフの人も英語で流暢に説明しています。

7時半すぎに整理券の配布が始まり、無事にゲットした整理番号は240番台でした。ちなみに、初日や千秋楽、土日のチケットなどは争奪戦で、もっと早く並ばないと取れないとか。

8時前にチケットの販売が始まり、そのまま国技館の中へ。自由席なので、見やすい場所を取れるようダッシュで席の確保に向かいます。

【最後列でも土俵ははっきり見える】

当日券は国技館の2階のいちばん後ろの自由席だけ。全然見えなかったらどうしよう……と思いきや、国技館はどこからでも見やすい構造になってるようで、はっきりと土俵が見えます。

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幕内の取り組みは16時頃から始まるのでヒマだな……と思ったら、8時半から取組が始まりました。相撲ってこんな朝早くから夕方までやってるの?  体も細く、髷も結えない若い力士たちが体をぶつけあい、ガラガラの場内に行司の「のこったのこった」の声と、まばらな拍手の音が響きます。

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調べたところ、『前相撲』といって入門したばかりで番付外の若手力士の取り組みだったよう。相撲をやってるのはNHKで中継やってる時間だけだと思っていたのでビックリです。そういえば私の好きな競馬も朝から未勝利戦とか新馬戦のレースやってるな……。

【力士がその辺を歩いてる…!】

国技館の周辺や中を散策していると、若手力士がその辺を普通に歩いているではないですか。そして、相撲ファンと思しき女性が「この前の取り組みよかったよ!」と、親しげに話しかけています。通用口の方には出待ちと思しき人たちも。

おお、この距離の近さ……私がよく行く若手芸人のお笑いライブに似てる! 国技や神事といわれ、なんとなく遠いイメージだった相撲がぐっと近い存在になりました。

【国技館は食いしん坊にも優しい】

国技館はグルメ的にも楽しみがいっぱい。そこら中に売店や食事処があり、油断してると自分が力士みたいな体型になってしまいそうです。

国技館の名物といえば、冷めても美味しい「国技館焼き鳥」ですが、私はあえて行司が持ってる軍配うちわの形をした「軍配みたらし」と<strong力士がプロデュースしている弁当を購入。

大関以上の力士の名前を冠してある中から、私は洋風の「鶴竜弁当」をチョイス。品数多めなうえに、各力士によって入ってるおかずが違ってなかなかおもしろい!

【いよいよ幕内力士の土俵入り】

再入場が1回だけ可能なのでしばらく外で仕事をして、幕内の土俵入り前にふたたび国技館へ。

朝はガラガラだった席もすっかり埋まっていて満員御礼。

土俵は神聖な場所などと言われますが、たしかに力士たちのひとつひとつの所作は儀式のようでもあり、見ていて不思議な気持ちになります。

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【声援と熱気と “遠藤” と】

いよいよ幕内の取り組みがスタート。当たり前ですが、午前中に見た若手力士とは迫力が違う! そして、人気力士のときは拍手と声援がすごい! なるほど、この力士の取り組みは注目だな……と、初心者ながらに感じます。

その声援は横綱戦に近づくにつれ、大きくなり、会場は熱気ムンムン。取組ごとに懸賞がかけられ、企業名の入った旗がグルグルと土俵を周るのも期待をあおります。

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ちなみに、この日一番盛り上がったのは、遠藤と逸ノ城の熱戦。体の大きな逸ノ城の技をうけて倒れそうになった遠藤がこらえ、体勢を立て直して寄り切って勝ったのですが、国技館はものすごい熱気と歓声。

私も思わず「おお〜っ」と声が出ました。帰り際、会場の外でも「今日の遠藤と逸ノ城はよかった!」と相撲好きと思しき人達が興奮気味に話していました。いいもの見れてうれしいです。

【正直今度は相撲好きと来たい】

いや〜、大相撲面白い!

私は相撲のルールや技の名前なども知らないまま見に行ったけど、勝敗の見分け方は、土俵の外に出たり、倒れたほうが負けと分かりやすいので、初心者でも十分に楽しめます。でも、本音を言えばお相撲好きの詳しい人に見どころを教えてもらいながら見たい! 

そして、今度はチケットの発売日をちゃんと調べて、当日券ではなく前売り券を買おうと思ったのでした……。

ぼっち度:★★★
興奮度:★★★★★★★★★
エンタメ度:★★★★★★★★★

参考リンク:チケット大相撲Instagram @sumokyokai
撮影・執筆=御花畑マリコ (c)Pouch

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