面白い試みかも? 米ユタ大学の図書館に設置された「入って思うぞんぶん泣いていいクローゼット」
アメリカ・ユタ州ソルトレイクシティにあるユタ大学の図書館に設置されたのは、一風変わったクローゼット。
クローゼットというと、ふつうは洋服など “物を収納する場所” のはずですが、ユタ大学にあるクローゼットの名前は「cry closet(泣くクローゼット)」。つまりは、泣くための場所だというんです。
【アートインスタレーションだけど実用的】
不思議なクローゼットを作ったのは、ユタ大学に通う生徒でビジュアルアーティストのネモ・ミラー(Nemo Miller)さん。
大学のホームぺージによれば、ミラーさんは “学生がストレスを吐き出せる安全な場所” を作ろうと制作をスタート。アートインスタレーションとして、2018年4月22日から5月2日までの間展示されていたといいます。
ちなみにクライング・クローゼットという名前ではあるけれど、このクローゼットは泣くためだけのものではありません。使用目的は自由。ぼんやりしたり、考え事をしたりというのもアリです。ちなみに扉を開けると中にはぬいぐるみがたくさん置いてあり、よりリラックスできるようにしてありました。
【5つのお約束を守ってね】
使うときの約束事として、以下の5つの条件が提示されていました。
1. 入る前に必ずノックしてね
2. クローゼットに入れるのは1度に1人だけ
3. 利用時間は10分までです
4. 次に利用する人のため照明を消し、タイマーをオフにしてね
5. ソーシャルメディアに投稿するときはハッシュタグ#cryclosetuofuをつけてね
【会社に1台欲しいかも!?】
アートプロジェクトとはいえ、これってけっこう実用的かも。大人になったら、 “自分の機嫌は自分で取る” ことが大切。うまく気持ちの整理がつかないときは、こういった場所があるとひとまず心を落ち着けることができそうです。
会社の一角にポンと置いておいたら、一時的な避難所として、多くの人から重宝されたりして!?
参照元:The University of Utah、Instagram@universityofutah、Instagram@nemosanartist、Instagramハッシュタグ #cryclosetuofu
執筆=田端あんじ (c)Pouch