【知っ得】4D映画は普通の映画と違って心の準備がいるのです! 「飲み物をぶちまける」「水しぶきの勢いがエグイ」「トイレに立ちにくい」など
みなさんはこれまで、4D映画を体験したことがあるでしょうか? 4D映画は、映画の世界を五感で味わう “体感型” の上映システムのこと。
映画のシーンに合わせて座席が動いたり揺れたりするほか、お花や煙の匂いを感じたり、嵐で水しぶきや風を受けるなどの特殊効果があるのが特徴。アトラクションのようなドキドキ感や、映画の世界に入りこんだような圧倒的な臨場感を楽しめます。
4D映画は、劇場によって上映システムに違いがあり、ユナイテッド・シネマ系列の「4DX」と、TOHOシネマズ系列の「MX4D」があります。どちらも映画の内容は同じですが、体験できる効果の数に違いがあります。(4DX:10種類、MX4D:11種類)料金は大体、3D映画料金プラス1000円です。
しかし、通常の映画鑑賞とは大きく違うところがいくつかあって、全く知らないで行くとビックリするかも?
というわけで、本日は「4D映画を観るときに注意しておきたい6つのこと」をお伝えしていきたいと思います。
【4D映画を観るときに注意しておきたい6つのこと】
その1:約2時間、ずーーーっと遊園地のアトラクションに乗る感じなので、覚悟して!
上映中は座席が上下左右に揺れるわ、地響きのように振動するわ、下から突き上げが来るわ、体に終始なにかしらの刺激を加えてくるのが4D。
わたしは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』鑑賞時に初めて「MX4D」を体験したのですが、登場人物というよりもむしろ、走っている車の気持ちになったことを覚えています。
その2:予想以上に揺れるから、食べ物や飲み物の置き方に注意しよう!
激しい揺れが起きるので、「ポップコーンをばら撒いてしまわないよう袋に入れておく」「飲み物はふた付きにしておく」といった準備はマスト。
ちなみに Pouch 編集部のMは、デートのときに、彼氏と一緒にコーヒーをぶちまけた経験があるそうです。
その3:水しぶきの勢いが予想以上にエグイ!
“水しぶき” と聞くと、軽~くパシャッとしかかからないように思うでしょう? これがね、結構な勢いなんですわ。
水でメイクや髪の毛のセットが崩れる可能性を考えて、対策を立てることをおススメします。ハンカチとちょっとした防寒着は必須。濡れた状態で風が吹くと寒いです。
なお「4DX」の場合に限りますが「ひじ掛けのスイッチでON / OFFを切り替える」と水の演出をストップできるようですよ。デートのときはこちらを利用するといいかも♡
その4:トイレに立ちにくいので、トイレが近い人は気をつけて!
座席がぐわんぐわん動くので、途中で席を立って、また座るのが難しいです。上演中は劇場内の照明が暗いので、足元にも最大限の注意が必要!
その5:「2D」×「4D」の上映スタイルだと、臨場感を味わえないかも?
4D映画は、3D映像と組み合わせて上映されるパターンが多いのですが、上映館や作品によっては「2D」映像のときがあるんです。
そういった場合、視界はいつもの映画と一緒なので、立体的な3D映像で体験できる “没入感” が少なめ。せっかくの4Dですので、3Dにしとくのが無難じゃないかと思います。
その6:ストーリーをちゃんと把握できない場合がある!
体にくる刺激が強すぎて、ストーリーをちゃんと理解できないまま鑑賞を終えてしまうことがあります。そんなわけで、わたしのおススメは「1度目は2Dで観て、2度目は4D」という鑑賞スタイル。
もし2回観るつもりがない場合は、吹き替え版を選んでおくと、4Dの刺激が強くてもストーリーを追いやすいかもしれません。
【スリル満点の映画体験ができるよーっ!】
4Dは映画館で体験できるアトラクション。この点をしっかり頭に入れて臨めば、上映中に不安になったりしないはず。
そのほかの注意点は、遊園地の乗り物と同じように「身長100cm未満の子供は利用不可」「妊娠中や年配の人、車いすを利用している人、体調の優れない人や心身ともに敏感な人、心臓や首などに障がいのある人、乗り物酔いしやすい人、そして泥酔している人は利用不可」といったものがあるので、あらかじめチェックしておくようにしましょうね。
現在4D形式で公開されている映画には、話題作『ブラックパンサー』や、ピクサーのアニメ作品『リメンバー・ミー』があります。
そのほか、『トゥームレイダー ファースト・ミッション』や『ジュマンジ / ウェルカム・トゥ・ジャングル』などが上映予定。
今回挙げた項目に注意して、4D映画タイムを心ゆくまで楽しんでくださいっ♪
参照元:ユナイテッド・シネマ、TOHOシネマズ
執筆=田端あんじ (c)Pouch