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もしものための「防災ポーチ」を作ってみた / 100円均アイテムや家にあるものだけで簡単に作れます

   



7年前のあの日、私はテレビ番組の新人ADでした。

大きな地響きと共に会社の壁にヒビが入り、悲鳴をあげる女性スタッフに抱きつかれながら「今、大きな地震が起きているので連絡とれなくなると思います!」と必死に関西のロケバス会社に電話していた記憶があります。

その後、電車が止まり帰宅難民になった私。会社から乾パンと水が配られ、3時間かけて徒歩で家に帰り、ひとりぼっちの家でブルブルしながら朝になるのを待っていました。そして感じたのです。日頃、災害に対して何も準備していないなと。でもどうしたらいいかわからない……。

———毎月1のつく日(1日、11日、21日だけ)は「ステキなぼっちの日」。今回はたとえひとりのときでも災害時に対応できるよう「防災ポーチ」を作ってみました

【防災ポーチとは】

災害時に最低限必要なアイテムをポーチにまとめたのが「防災ポーチ」です。防災リュックと比べて備える量は少ないものの、いつものカバンに入れて持ち歩くことを想定しています。(できれば活躍する日は来てほしくありませんが……)

今回は、「人と防災未来センター」の減災グッズチェックリストを参考にしながら、自分にとって必要なものなどをまとめてみました。

【完成したのがコチラ】

今回、家にあるものや100円ショップの商品などを駆使し、自分に必要なものをポーチにまとめたのがコチラ!

・携帯ゴミ袋(12枚)
・手ぬぐい(1枚)
・除菌ウエットティッシュ(20枚)
・除菌,防水のばんそうこう(10枚)
・マスク(1枚)
・スマホバッテリー
・ガム
・セロハンテープ
・めがね
・生理用ナプキン(4枚)

ポーチのサイズは幅14センチ×高さ11センチ×奥行き4センチのもの。手のひらサイズのポーチにすっぽり収まり、重さは529グラムでした。

【100円ショップのアイテムも使える】

今回防災ポーチを作るにあたって、100円ショップも活用。とくにキャンドゥで売られていた携帯ゴミ袋は、袋がロール状に巻かれているものでかさ張らない上に、1枚ずつ取り出せるのも◎

【目が悪い人はメガネの準備を】

普段ワンデーコンタクトを使っている私。もし地震がおきてコンタクトをなくしたら…と思うとメガネは絶対に準備して起きたい! ということで、私は数年前に購入した「Zoffスマートメガネ」をポーチにイン。

このメガネは普通のメガネよりも、軽い・柔軟・壊れにくいのが特徴なので、パンパンなポーチに入れても大丈夫です。

【ホイッスルがあるとさらに◎】

また、何軒か100円ショップを巡ったけど。どーーーしても見つからなかったアイテムがありました。それはホイッスル(笛)。災害時に声が出なくなったり、誰かに合図を送りたい時など使えるとのこと。小さい頃遊んでいたおもちゃが防災グッズになるなんて意外です。

【作っただけで安心感】

「防災」と考えると、ちょっと気が重くなってしまうけど、100均などを活用すればお金もあまりかからず、すぐに用意することができます。また完成した瞬間「作ってよかった……」という安心感も。

実際の災害時に、これがどれだけ役に立つのか正直わからないけど、備えあれば憂いなし。カバンの底に防災ポーチをそっとしまい、万が一の時の備えにしようと思います。(もちろん、使わないことを願って)

参考リンク:人と防災未来センター
撮影・執筆=百村モモ (c)Pouch

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