ストーブに手を置いてまったりするニャンコ “ぶさお” に癒される…だけどその過去は壮絶でした
あかあかと燃えている石油ストーブを見ると、 “冬が来たなぁ” という感じがします。
ストーブのじんわりとした温もりに誘われてやってきたのは、猫の “ぶさお” 。
まあるい前足をストーブにちょこんと添えて温まるのが日課のようで、その光景が可愛いのなんの! “ぶさお” の体はストーブの丸みに負けないくらいまんまるで、そんなところにもキュンと癒されちゃうんです。
【数年前からストーブLOVE♡】
“ぶさお” の “ストーブ愛” について、飼い主で、ゴミ拾いなど水辺を守るボランティア活動を行っている丹竜治さんに話を伺ってみたところ、次のような答えが返ってまいりました。
「数年前からストーブ愛を貫いてます。ストーブがついてる時間はそばでウロウロしたり、手を置いたりしていますね。基本はウトウトしたり、こっくりこっくりしています」
【冬の風物詩となっているみたい】
そんな具合に、ストーブを愛してやまない様子の “ぶさお” 。
ストーブで温まる姿は冬の風物詩と化しているようで、フェイスブックやインスタグラムに「ぶさお×ストーブ」写真が掲載されると、「待ってました~!」「そんな季節になりましたね」といったコメントがたくさん寄せられるんです。
【野良猫だった時代がありました】
ほっこり写真でネットユーザーを和ませまくっている “ぶさお” ですが、実は壮絶な過去の持ち主。丹さんの話によれば、 “ぶさお” は捨て猫だったらしく、半月ほど野良猫として生活をしていたそうなんです。
「野良猫をしていたときは、身体にペンキがかけられていたり、棒で叩かれたのか脚はびっこを引いていました。今も、片足はおかしいですね」
不運に見舞われながら、たった1匹で必死に生きようとしていた “ぶさお” 。しかしいつの間にやら、餌のおこぼれをもらおうと丹さんのお宅へ出入りし始めたのが縁に。
それから少し経った頃、丹さんは、どこかで殴られたのか血だらけでふらふらしていた “ぶさお” を発見。思わず「来い!」と呼びかけたところやってきたので、これをきっかけに家で飼うことになったのだそう。「居候を許してやってます(笑)」と、丹さんは話してくれました。
【今が幸せそうで本当によかった!】
紆余曲折を経て、ようやく平穏な幸せをつかむことができた “ぶさお” 。優しい人に巡り合えて本当によかったし、波乱万丈な過去を知ると、幸せそうにストーブで温まる姿を見ているだけで涙が出そうになっちゃいます。
丹さんは、ぶさおとの出会いを通して、ペットの幸せを考える「PLUSわんにゃんproject」と称した犬猫の保護活動を行っているそうです。
ストーブのやわらかな熱と飼い主さんの愛情によって、心身ともにポッカポカ。これから先もず~っと、 “ぶさお” の愛らしい姿をたくさん見れますように♪ そして、ぶさおのように安全で幸せな生活を手にする野良猫ちゃんたちが増えますように。
参照元:Facebook、Instagram @tanryug
Photo:丹竜治, used with permission
執筆=田端あんじ (c)Pouch