「パパの個展に誰も来ないの…」娘のツイートがバズる → 作品がハワイやドバイなど世界各国へと売れて一躍人気アーティストの仲間入り!
以前 Pouch で パパのインスタをバズらせるためにツイッターで情報を拡散した少女を紹介しましたが、今回取り上げるのも、パパのためにひと肌脱いだ娘のお話。
2017年12月8日のこと。ツイッターユーザーのタチアナ・サンス(Tatianna Saenz)さんが、次のようなつぶやきを投下したんです。
「今夜の父の個展に、誰も来てくれていないの。父はすごく興奮していたし、友人たちに作品を見せたがっていたのに……。もし誰か興味を持ってくれたのなら、父のフェイスブックをチェックして、“いいね” をクリックしてくれないかしら」
【つぶやきがバズる→作品がめちゃくちゃ売れるように!】
実は今回の個展は、パパにとって初の個展だったようなんです。それなのにお客さんがゼロって、悲しすぎますよね……。
父親想いの娘のつぶやきは、あれよあれよという間に拡散され、やがてリツイート数は7万6000超、「いいね」の数は19万1000超にまで到達。フェイスブックを訪れる人も増えたよう。
それだけでなく、父のジェラドさんがショッピングサイト「Etsy」で販売している作品が大人気に!
ハワイにドバイ、フランス、ブラジル、カナダ、そしてデンマークと、世界各国から「作品を買いたい!」という申し出が集まってきたというのです~!
【親子協力してピンチをチャンスに】
「Mashable」のインタビューに対し、ジェラドさんは
「わたしはウェスラコ・バイカルチュラル・ミュージアムという美術館に、作品を展示する機会を与えてもらいました。しかし残念ながら、天気が悪くて誰も来られなかったんです」
「落ち込んだけれど、わたしと “ボランティア” はこの事態を最大限に生かしました」とコメント。
娘の協力のもと、SNSの力を大いに活用し、有名アーティストへの第一歩を踏み出したようでした。
【どんな作品なの?】
ちなみに……ジェラドさんの作品は、カセットテープをキャンバスに見立て抽象画を描いたもの。棒状のモチーフや夕焼け、ハートなどをカラフルに描いた作品群は、「TAPEstry Art」シリーズと名付けられています。
【カセット世代にはたまらんビジュアルです】
現在47歳のジェラドさん。青春時代を過ごした80年代に、夕陽が落ちていく様子を眺めながら聴いてきたカセットテープには思い出がたくさん詰まっていて、そういったことがインスピレーションのもとになっていると語ったジェラドさん。
ユニークなカセットテープアートには唯一無二の魅力があるので、ファンが急増したことも頷けるんです。特に似たようなバックグラウンドを持っている人の胸にはグッと刺さるでしょうし、6000円代から購入できるという気軽さも人気の秘密といえるでしょう。
そしてなによりも、娘・タチアナさんの後押しがGJすぎるっ。これをきっかけにどんどん、活躍の場を広げていってほしいものですね♪
参照元:Twitter @TatiannaSaenz、Facebook、Etsy、Mashable
執筆=田端あんじ (c)Pouch