「ぷるぷる」揺れるお皿が不思議! 食器もエンターテイメント性を求められる時代に突入したようです
イギリス・ロンドン、サウジアラビア・ジェッダ、そしてイタリア・ローマなど、ワールドワイドに活躍するプロダクトデザイナーのリナ・サレー(Lina Saleh)さん。
規範に挑み、常に革新的なデザインを追求しているサレーさんがたどり着いたのは、「生きている皿(Living Plates)」という名の、これまで誰も見たことのないお皿でした。
皿や器は、固いもの。こんなこと、あえて言うまでもないくらいに当たり前のことなのですが、リナさんが手がける皿や器はゼリーのようにぷるんと揺れるし、形も自在に変わるんです……!
【すっごい「ぷるぷる感」!】
「リビング・プレート」は、食事をより楽しい体験に変えるだけでなく、シェフの創作意欲をも掻き立ててくれる夢のあるプロダクト。
シリコンでできているため、料理を深く沈みこませることもできますし、折ることもできます。また「跳ね返る」動きもするので、エンターテインメント性は抜群なんです。フォークを入れたとたん、お皿がぐにゃりと曲がったり、皿のふちがフルフルと揺れたり。料理を提供するときに、蓋をはずすと、畳み込まれていたお皿がポンッと跳ね返って形が変わったりと、とってもユニークです。
【厚みや形状にこだわっているんだって】
料理を乗客とするならば、皿は船。乗せることで料理の魅力をことさら強調してくれるという「リビング・プレート」は、厚みや形状にとことんこだわって作られたのだそうです。
【こんなお皿、前代未聞ですわ~】
普通の皿や器と同じ形のものもあれば、ドーム型のフォルムのお皿もあって、バラエティーの豊富さにわくわくしちゃう♪
とにもかくにも、百聞は一見に如かず。まずは動画サイトVimeoやサレーさんのインスタグラムで公開されている動画を、ご覧になってみてください。
食べ物を乗せたり、持ち上げたり。あるいは皿自体に触れたりすることで、柔らかく “ぷるん” と揺れる様子は芸術的。癒し効果すら感じられるこの皿があったら、食が人にもたらすポジティブな可能性がますます広がりそうです。
参照元:LinaSaleh、Vimeo、Instagram @lina.saleh
執筆=田端あんじ (c)Pouch