まるで宙に浮いているようなカフェがオランダに!! アムステルダムの超巨大マーケット「マルクトハル」が自由すぎる【オランダ旅行1】
この秋、オランダ旅行に行ってきました。いつもはフランスからの話題を紹介していますが、オランダ紀行という形で、ちょっとユニークな観光名所や珍しいスポットを何度かに分けて紹介していきたいと思います。
さて、今回ご紹介するのは、アムステルダムに次ぐ、オランダ第二の都市ロッテルダムの新名所として2014年10月にオープンしたフードホール「マルクトハル(Markthal)」。オランダでもっとも大きい屋内マーケットで、世界中から観光客が訪れています。
オランダ在住の友人から「すごく楽しいところだから、ぜひ行ってみて!」と勧められたので、足を運んでみることにしました。
【まるでカマボコ、外観のインパクトが最強!】
サイコロのような形の集合住宅「キュービックハウス」に、白鳥の異名をとる非対称の美しい吊り橋「エラスムス橋」など、斬新な建築物が有名なロッテルダム。
「マルクトハル(Markthal)」があるのは、ロッテルダム中央駅から南部のドルトレヒト方面に向かってひとつ目の、比較的こじんまりしたブラーク駅。マルクトハルは、かまぼこみたいな外観でとても目立つので、私のように方向音痴な人でもすぐに見つけられると思います。
正面から見るとアーチ状、横から見るとカマボコのような形をしたマルクトハル。世界的に有名なロッテルダムの建築会社「MVRDV」が手掛けたもので、カマボコ型の内側がマーケット、外側は228戸から成る住居施設とコワーキングスペースになっているんですって!
【壁一面に描かれた、世界一ビッグな絵画】
外観のインパクトもスゴイけれど、マーケット内もスゴかった……! ここは美術館なのか!? と思わせるほど、アーティスティックな造りになっているんです。
例えば、1万1千平方メートルの壁一面に描かれた、巨大な野菜やフルーツの鮮やかな絵画。オランダ人のアーティストカップルが手掛けたこちらの作品、なんと世界で一番大きな絵画だそうです!
作品について調べてみると、豊穣のシンボル「コルヌ・コピア(豊穣の角)」をモチーフに、バチカン宮殿にあるシスティーナ礼拝堂の内装などの優れたアート作品からインスピレーションを受けているそう。ラズベリーやキノコが巨大過ぎて惑星のように見えた私は、アートのセンスがないのかも……。
【宙に浮いているみたいなカフェ】
階下を見下ろすカフェレストランは、まるで宙に浮かんでいるかのような造りがとってもユニーク。どうやって造ったのかな〜? と考えさせられてしまいました。ミュージアムを訪れたかのような気分。なんてクリエイティブな空間なのでしょう!
屋台・フード編に続く。
参考リンク:Markthal
取材・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch