「化学反応をとらえた映像」が時間を忘れる美しさ…画面に表示される「元素記号」もイイ感じなのです
視覚からリラックスするためのアンビエント映像は、この世に数多く存在します。わたしは心地よい音楽をバックに花火がゆっくりと上がってはじけては消えてゆく、ただそれだけのDVDを持っているのですが、たまに眺めては癒されているんですよね……。
今回紹介する映像作品も、考えようによってはアンビエント映像と呼べるのかも?
科学教育のためのコンテンツ制作のため、2016年に創立された団体「Beauty of Science(BOS)」が動画サイトVimeoに投稿したのは、化学反応の美しさをとらえた映像作品の数々です。
【身近な事象なのだけど「別世界」】
「BOS」を率いるヤン・リャン(Yan Liang)さんがプロデュース、ウェンティン・ジュー(Wenting Zhu)さんがカメラマンを務めた化学反応映像シリーズ「Envisioning Chemistry(描く化学)」は、まさしく “異世界” 。想像をはるかに超える、繊細で美しい光景が収められています。
【わたしは「気泡」が好きです】
ラインナップは「電着」、「沈澱」、「気泡」、そして「金属置換」。4種類の化学反応の様子を撮影した映像です。
金属の結晶が出来て、少しずつ大きくなっていく様子がまるで雪の結晶のように見える「電着」や「金属置換」、クラゲを見ているのかと錯覚する「沈澱」も魅力的なのですが、わたしがもっとも癒されたのは「気泡」。
泡がプクプクと生まれていく様、その周囲を包む水の流れをぼ~っと眺めているうちに、気がついたら映像が終わっていました。
【ぜひ大画面でご覧ください】
これらすべて、部屋の照明を暗くして大画面で観たら、最高のやつ~! 時折出てくる「元素記号」も、演出上、イイ仕事しているんですよね。雨の日や真夜中など、お部屋にこもって鑑賞するにはもってこいですよ~♪
参照元:Vimeo、Beauty of Science
執筆=田端あんじ (c)Pouch