【ハロウィンにも】100均だけで超簡単「バブルメイク」「モダンガール」「ツィギー」に挑戦した結果 / アラサーアラフォーが似合う上品な仕上がりに!!
今年もハロウィンがやってきましたー! Pouchでは毎年 “100均の道具だけでできるハロウィンメイク” を紹介し、100円ショップの優秀な商品に感動してきました。今年は何をやろうかなーと思っていると……。
「私たちを変身させてちょうだい!」と、アラサー&アラフォーのPouch編集部員から突然指令が…!
「そもそもハロウィンのイベントって変身企画ではなく、怖い格好をしてオバケを驚かす文化なんですよ」と恐る恐る反論しようとすると、「この年齢でもイタくない感じの仮装ね。とにかく明日よろしく」と言い残し、去ってしまいました。な、なんてこったぁあ! もうすでにオバケより怖いんですけど!
【レトロメイクと100均は相性抜群】
ということで、今回は100均のメイク道具だけで「レトロメイク」に挑戦することにしました。「レトロ=昔」なので、今より道具も少ないハズ! たとえ派手に見えてもメイクは単純なハズ! 100均の道具でなんとかなるハズ!
というわけで、今回は資生堂が発表した「日本女性の化粧の変遷100年」を参考に、「1920年代モダンガールメイク」「1960年代ツィギーメイク」「1980年代バブルメイク」に挑戦したところ……おぉ!! 意外と簡単なのに完成度高めにできちゃったよ!
レトロメイクで重要なのはリップなどの発色感だったのですが、100均のメイク道具おそるべし。アイシャドウもリップもしっかりと鮮やかな色を発揮してくれたのです! 100均すごい、すごすぎる。さっそく使った道具とメイク方法を紹介するよ!
【1920年モダンガールメイク】
銀幕の女優や欧米のスターアイコンがお手本になった1920年代 “モダンガール”。メイクのポイントは、細く下がった弓形の眉・タレ目メイク・薄いおちょぼ口です。
モデルはアムラーブームの影響でずっと細眉のアラサー御花畑マリコです。
■使ったメイク道具
・リキッドファンデーション(キャンドゥ)
・ アイブロウ:茶色(キャンドゥ)
・クレヨンアイシャドウ:黒色(キャンドゥ)
・ベルベットリキットルージュ:ガーネット(キャンドゥ)
・カラフルアイシャドウ:ゴールデン(ダイソー)
・リキッドアイライナー(ダイソー)
■モダンメイクの方法
1. ファンデーションで肌をマットにつくる
2. リキッドファンデーションやコンシーラーで眉毛をつぶし、その上に細くて長いアーチ型の眉を描く
3. アイシャドウはたれ目になるようラメの入ったクレヨンシャドウの黒色でぐるりと全体を囲う。まぶたの上も黒のアイシャドウと茶色のアイシャドウでグラデーションをつくる
4. リキッドアイライナーで上まつげ部分にだけラインを引く
5. 唇の内側にマットな赤いリップをぬり、おちょぼ口をつくり完成です!
■髪の毛のセット
髪の毛も意外と簡単。毛束をひとつまみ掴んでねじり毛先をピンで止めるだけ。これを顔まわりに全体にしていくと、あっという間にモダンヘアーになりました。
ファーとパールアクセサリーを大げさに身にまとうことで、モダンガール感が増し上品度もぐんとアップ。御花畑マリコも「よろしくてよ」と、いつも以上に上品な立ち振る舞いになり、中身まで別人になっていました。
【60年代ツィギーメイク】
60年代は、西洋風への憧れを反映したメイクが流行。今回は当時大人気だったファッションモデル “ツィギー” のメイクに挑戦。上瞼に二重ライン・大げさなつけまつ毛が特徴です。
モデルはツィギーと同じ金髪ボブヘアーのアラフォーはちやまみどりです。
■使ったメイク道具
・リキッドファンデーション(キャンドゥ)
・ アイブロウ:茶色(キャンドゥ)
・クレヨンアイシャドウ:紫・ピンク(キャンドゥ)
・ベルベットリキットルージュ:ガーネット(キャンドゥ)
・クレヨンリップ:ストロベリーピンク(キャンドゥ)
・つけまつげ(ダイソー)
・リキッドアイライナー(ダイソー)
・ハナ高パウダー(ダイソー)
■ツィギーメイク方法
1. 眉頭は下に、眉尻は上に書き、ちょっと鋭い山形に眉毛を描く
2. 上下のまつげのキワ、そして、ふたえ線の上に、大胆にアイライナーを太く描く
3. 二重アイライナーの間に紫色のクレヨンアイシャドウを塗る
4.下まつげのしたに、ピンクのアイシャドウを塗って目を明るく演出する
5. 毛量の多いつけまつげを装着する
6. ピンクのクレヨンリップを唇全体に塗り、中心部分だけリキットルージュを塗る
7.最後にハイライトを頬の上とおでこから鼻筋のTラインに軽くつけて完成
■ツィギーヘア
髪の毛を1:9でわけ、耳を出してかっちりまとめる。ボリュームが出そうなところはヘアピンなどで押さえて完成。大きめのイヤリングをつけるとポップ感が増しました。
「最初は不安だったけど…気に入ったわ」と、はちやまみどりは満足げに鏡をみていました。化粧中は、見たこともない二重アイラインに悲鳴が止まらなかったけど、つけまつげをつけたら馴染みました。
【80年代バブルメイク】
80年代はキャリア志向の末に、強さと女らしさを兼ね備えたバブルメイク。濃く太い眉毛と派手なリップが特徴です。
モデルはバブル時代に生まれたけど、バブルを知らない私(百村モモ)です。周りに「懐かしい」「母親の若いころ思い出した」と言われながらメイクをしました。
■使ったメイク道具
・リキッドファンデーション(キャンドゥ)
・アイシャドウパレット:青(ダイソー)
・アイシャドウパレット:黒・茶色(ダイソー)
・ベルベットリキットルージュ:オペラレッド(キャンドゥ)
・リキッドアイライナー(ダイソー)
■バブルメイク方法
1. ファンデを厚めに塗ったあと、太く濃く、下がり気味に眉毛を描く
2. まぶたの上に青のアイシャドウを塗り、グラデーションをつくる。涙袋部分に白いアイシャドウを塗り、アイライナーを目の上だけに入れる
3. 青みの強いピンクのリップを塗って完成!
■バブルヘアー
バブル時代の工藤静香イメージしたヘアスタイルに挑戦! しかし正解がわからず当時を知っている人にアドバイスをもらいました。
ポイントは薄い前髪と、トップのとさか。襟足にカールロングのウイッグをつけ、カールアイロンで前髪の根元だけを挟みながら、天高く上を意識し巻いていくと……完成! ヘアスプレーでガチガチに固めました。
ゴールドアクセサリーと原色の派手な服をみにつけると、デーハーでバブリーな感じに★
【総括:現代のナチュラルメイクの方が複雑】
無事、レトロメイクが完成し御花畑マリコもはちやまみどりも満足してくれました。よかったぁ〜。
実際にメイクをしてみると、昔のメイクは限られた条件で華やかにみせる工夫が沢山あることがわかりました(見よう見まねメイクだけど)。だからポイントをおさえるだけで、ある程度の合格ラインに達します。こりゃすごい。ゾンビメイクとかに比べると、お金も労力もかからず、そして人とも違う仮装ができます!
むしろ現代流行しているナチュラルメイクのほうがよっぽど難しい気がするな…と思いました。頑張ろう現代人。
参考リンク: 資生堂グループ企業情報サイト
撮影・執筆・メイク=百村モモ (c)Pouch