「愛」を表現した高級腕時計の加工方法がダイナミック! 人工カミナリをわざと直撃させて表面の色を変えているんだって
以前、Pouchでは “本物の蝶の羽” を使用した時計を紹介しましたが、その時計を手がけたスイスのブランド「アーティア(ArtyA)」が、今度は “愛” をテーマにしたコレクションを発売するみたい。
「Son of Love」と名付けられたこのコレクションは、文字盤に真っ赤なハートが描かれていたり、パステルピンクやブルーに淡く染められていたりと、まさしく “愛” って感じ! 身につければ、恋愛運まで上昇しちゃいそうなパワーを感じられるんです。
【深紅のハートが鮮烈!】
コレクションの中でも印象的なのは、文字盤を手掛けるハウスアーティスト、ドミニク・アルパ-シプカさんが手がけた新作4本。
直径3cmにも満たない時計の文字盤というキャンバスに、現代絵画の技法を駆使して制作されていて、ひときわ珍しいのは深紅のハートが浮かび上がる「Heart 2」。
文字盤の背景が黒と金なので、よりハートが際立つデザイン。大胆なタッチが目を引きます。
【人工カミナリを直撃させて加工】
驚くべきは文字盤よりも、その周りを囲む “ケース” と呼ばれる外側部分。テスラコイルと呼ばれる放電装置で、10~100万ボルトの人工のカミナリを作ってケースに直撃させる(!)という “ライトニング加工” を施しているそうなんです。
カミナリによって変色・変形させ、他にはないユニークなケースを作るための「アーティア」だけの加工技術らしいのですが、それにしてもカミナリ直撃て! 激しい愛、ですねぇ!
また、ハートの周りに淡い色彩のペイントを施した「Sweet Love 5」にも、同じようにライトニング加工されたケースが使われているそうです。
【あなたはどの「愛」を選ぶ?】
ほかにも、コラージュという技法で描かれたピンクのハート「Sweet Love 3」に、白いキャンバスにピンクやブルー、グリーンの淡い色彩が抽象画のように描かれた「Sweet Love 4」と、多様な “愛” がラインナップされています。
【世界に1つしかない時計です】
時に激しく、時に穏やかに愛を表現する「アーティア」の「Son of Love」コレクション。
お値段は税抜きで52万6500円と目ん玉飛び出ちゃいそうですが、それもそのはず、4本の時計はすべて世界限定1本とのこと。誰かに愛を贈りたい、または贈られたいというみなさんは、愛の証としていかがでしょうか♡
参照元:プレスリリース、ArtyA
執筆=田端あんじ (c)Pouch