看護師が手がける「注射器アート」が斬新で美しい…投薬中にアイディアが思いついたんだって
アーティストのキンバリーさんが絵を描くときの道具は、とても独特。ひょっとするとこれで絵を描いている画家は、キンバリーさんただ1人かもしれません。
その唯一無二の道具とは、注射器。注射器の中にインクを入れて描いたという作品の数々はどれも非常に繊細で、線の細さは注射器ならではです。
【投薬中にアイディアを思いつく】
昼間は看護師として働くキンバリーさん。海外サイト「Bored Panda」によると、ある日患者に投薬をしていたとき「アートを注入せよ(Inject Art)」という言葉が、ふと心に浮かんできたのだそう。
人生をよりカラフルにするために、アートを取り入れる。そんな想いが膨らんでいくとともに、「注射器に絵の具を入れてアートというかたちにしたら面白いのでは?」という考えに至ったんですって。
【制作風景は正直異様なのですが…】
キンバリーさんのフェイスブックとインスタグラムにはたくさんの作品と制作風景が公開されているのですが、作業台のそこかしこに無数の注射器が置かれているところは、ちょっぴり異様です(笑)。
しかし出来上がった作品のクオリティーは注射器で描いたとは思えないほど高く、細かな点や極端に細い線が、世界観に奥行きを持たせているような気がします。その独特なタッチによって、描かれている人物の内面や背景が透けて見えてくるような気がするんですよね……!
注射器アートの奥深さを目の当たりにする、キンバリーさんの作品は必見です。カラフルなのにどこか陰のある絵は、見る者の心を揺さぶる何かを訴えかけているような気がします。
参照元:Instagram @kimjoymm、Facebook、Bored Panda
執筆=田端あんじ (c)Pouch