タバコを吸わない社員に「有休を付与」はアリ? ナシ? 「有給あっても使えるかどうかは別」「うちの会社にも」など賛否
わたしがかつて働いていた会社では、スタッフのほとんどが喫煙者。
そのため、“タバコ休憩”で席を外すことは日常風景と化していましたし、当時わたしは喫煙者だったので(現在は非喫煙者)、そのことを特になんとも思っていませんでした。
しかし非喫煙者からしたら、タバコ休憩って不公平なものなのかもしれません。喫煙者と同じように “ちょっとひと休み” できたらいいのに。ひょっとすると当時の少数派禁煙スタッフたちは、そんなふうに思っていたのかな……。
わたしがこのように考えるきっかけとなったのは、株式会社ピアラが2017年9月1日から導入するという「スモ休」制度に関する報道でした。
【「スモ休」ってなあに?】
「スモ休」制度とは、非喫煙者(勤務時間内外を含む)に対し、1年間あたり6日分(1月あたり0.5日分)の特別有給を付与するというもの。
冒頭でも触れましたが、喫煙者は、タバコを吸うために1日数回に渡って業務を離れることがあります。
これによって非喫煙者との間に業務時間の差ができてしまうが、これは問題なのではないか? そんな声が従業員側から挙がったことを受けて、「従業員の健康促進と喫煙者および非喫煙者の労働環境のWinWin(ウィンウィン)」を実現するべく、このたび制度として導入されるのだそうです。
【うん、個人的には賛成です!】
「非喫煙者に有休を支給」という部分だけを聞いたときには、不公平さを感じたわたし。
しかしよくよくその内容を聞いてみると、非喫煙者にとっては公平感がありますし、喫煙者にとっても「堂々とタバコ休憩できる」というメリットがあります。加えて禁煙を考えるきっかけにもなりますし、まさにウィンウィンなのではないかと思いました。
【ツイッターの意見】
ツイッターに挙がっている声をチェックしたところ、「スモ休いいね」「是非うちの会社にも」「流行るといいな」「今度社長に言ってみよう」「あーこれはありだなー 喫煙者も気兼ねなくタバコ吸えるしいい制度」といった具合に好意的な声が多数。
その一方で「そもそも有休を全部消化出来てないので、有休が増えても嬉しさが微塵も無い」「有給休暇が付与されるだけであって有給休暇が使えるかどうかは別じゃん?」といった悲し~い意見もありました……それな(涙)。
今後、「スモ休」が広く普及することはあるのでしょうか。どう展開していくのか気になるところです。
参照元:ピアラ、Twitter検索「スモ休」
画像:ぱくたそ
執筆=田端あんじ (c)Pouch