優雅すぎる「飛行機の機内安全ビデオ」が公開 / 舞台は雑貨屋や路上、水族館で肝心の機内が全く映ってません!?
空の旅で、フライト前に流れる機内の安全ビデオ。荷物の収納方法や非常時の脱出方法や酸素マスクの付け方など、説明するものになっています。
2017年末から、シンガポール航空では新しい機内ビデオを採用するのですが、それがかなり変わっているという噂。Youtubeで新しいビデオが一足先に公開されているのでチェックしてみたところ……。
案内役を務める客室乗務員の女性が、飛行機では定番の注意事項を優しく丁寧に説明してくれているんだけど……1つだけ、ものすご~く気になることが。機内安全ビデオなはずなのに、ロケーションがことごとく機内じゃないのはなぜなのかしらね!?
【機内が全然映りません】
たとえば機内で荷物を置く場所を説明しているのに、画面に映っているのは機内ではなくオリエンタルな雰囲気漂うお店みたいだし、客と思われる女性が座っている椅子も飛行機のシートではなくアンティーク調のオシャレな椅子です。
またシートベルトを締めましょうと訴えるシーンは船の上だし、酸素マスクに関する説明のシーンは路上。マスクを装着した状態で、壁に飛行機の絵を描いちゃってます。
救命胴衣に関する説明のくだりではなぜか、ロケーションはプールだし……。これって一体ぜんたいどういうことなんですかね~~~!?
【観光プロモーションもかねているみたい】
シンガポール公式サイトによると、ビデオに出てくるロケーションはすべて、シンガポールのランドマーク。
「ボート・キー」に「リバー・サファリ」、「アドベンチャー・コーブ・ウォーターパーク」に「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」などを巡りながら機内の安全について説明するという、非常に斬新な構成となっているようなんです。
今回の機内安全ビデオは、シンガポール航空とシンガポール政府観光局が旅行者増を目的として結んだ協定に基づく取り組みの1つなのだとか。機内で観光名所を知ることができるのは観光客側としてもありがたいことですし、機内安全ビデオにこういった発想を取り込むこと自体が、非常にユニークですよねぇ!
【優雅なんだけど摩訶不思議!?】
ある意味、シンガポールのプロモーションビデオともいえる機内安全ビデオは必見です。一見するとゆったり優雅な雰囲気ですが、空中から突然酸素マスクが下りてきたりと内容はやや不可思議なので、ぜひともそのギャップを楽しんでみてください♪
参照元:YouTube、シンガポール航空
執筆=田端あんじ (c)Pouch