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まるで「しくじり先生」のようなコメディ映画『俺たちポップスター』超絶ブラックなネタのあとに感動が待つ傑作です【最新シネマ批評】

   



【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのはコメディ映画『俺たちポップスター』(2017年8月5日公開)。

映画『40歳の童貞男』や、ポーチで以前紹介したラブコメディ『エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方』の製作&監督のジャド・アパトーが、『サタデー・ナイト・ライブ』で人気を博したお笑いユニット「ザ・ロンリー・アイランド」と作り上げた映画です。

これが、音楽好きならきっと「あるある!」と思う、爆笑必至の面白さなんですよ。では、物語からいってみましょう。

【物語】

伝説のヒップホップバンド「スタイル・ボーイズ」からソロデビューしたコナー(アンディ・サムバーグ)は、自分のドキュメンタリー映画を作ることに。

もともと「スタイル・ボーイズ」は、コナーのスター性、オーエン(ヨーマ・タコンヌ)のビート、ローレンス(アキヴァ・シェイファー)の歌詞で人気を博したユニットでしたが、コナーとローレンスが大ゲンカしたことをきっかけに解散したのです。

ローレンスは引退して農場経営。オーエンはコナーの専属DJになり、彼のバンドで一緒に行動しています。ところがこのドキュメンタリーの撮影中に数々の事件が勃発し、コナーの人気は危うくなっていくのです。

【まるで「しくじり先生」アメリカ版】

売れた途端に調子に乗って、とんでもない勘違いを繰り返して人生ダメにした〜! という有名人は多いです。だから「しくじり先生 俺みたいになるな」(テレビ朝日)というバラエティが成立するんですね。本作のコナーは完全なるしくじり先生。そのしくじっていく姿を映し出したのが本作です。

プロデューサーのアパトーが「流行の薄っぺらい音楽ドキュメンタリーを茶化した映画を作りたい」と思ったことが、この映画の発端となっています。

「ポップミュージック界のスターの多くが自分のドキュメンタリーを製作し、自画自賛していますが、大抵はツアーやニューアルバムの宣伝が目的。そういうドキュメンタリーを制作している最中に何もかもがうまくいかなくなったら面白いと思ったんです」

と、アパトーは語っています。

そしてアパトーは「この映画ができるのは彼らだけだ」と、音楽ユニット「ザ・ロンリー・アイランド」に声をかけたのです。

【すべてが裏目に出る爆笑エピソード】

主人公コナーの周りには「イエスマン」しかいないので、やることなすことスゴイと言われ、コナーは「オレ、イケてる!」と勘違い。

でも実際は、音楽、歌詞、ステージのセンスすべてがダサダサ。誰も指摘しないし、したところで聞く耳持たないから、次第にほころびを見せ始め、セカンドアルバムはメディアから酷評。彼を恨むバンド仲間にはハメられ、大恥をかいたりするのです。

前半はコナーの勘違いに爆笑、中盤以降はイタさMAXな展開で、コナーはいわゆる人生の反面教師です。

しかし、この手の反面教師映画はこれまでもあり、ベースは意外とオーソドックス。ただ本作は、ドキュメンタリー手法での見せ方が上手く、今の世相や生活文化をしっかり切り取って描いているから、すごくノレるんです。

【笑いを支える熱い友情】

失敗を続けて、次第にコナーは気付き始めます。「スタイル・ボーイズ」のオーエンとローレンスがいたから、自分は輝けたのだと。

「バンドで成功したあと、ソロになる若者の話で、よくあることです。この映画はどういうふうに友情が失われて、どんなふうに取り戻そうとするかも描いています」

とアパトー。そしてそれができたのは、「ザ・ロンリー・アイランド」の3人がいたからとも語っています。


この映画の監督は、なんとローレンス役のアキヴァ・シェイファー、オーエン役のヨーマ・タコンヌ。彼らは監督&出演なのです。コメディ映画に新たな才能現る! 彼らの活動は今後要注目です。

【豪華な脇役陣も要チェック】

ちなみに、コナーは大スターという設定。いろんなセレブと交流があるということで、本作には多数のスターたちがチョイ役出演しています。

アダム・レヴィーン、マライア・キャリー、ファレル・ウィリアムス、エマ・ストーン……。ちょいちょい登場するスターたちもチェックしてくださいね。

『俺たちポップスター』
(2017年8月5日より、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー)
監督:アキヴァ・シェイファー、ヨーマ・タコンヌ
製作:ジャド・アパトー、ロドニー・ロスマン、アンディ・サムバーグ
出演:アンディ・サムバーグ、ヨーマ・タコンヌ、アキヴァ・シェイファー、サラ・シルヴァーマン、ティム・メドウス、マーヤ・ルドルフ、ジョーン・キューザック、アシュリー・ムーア、リンゴ・スター、サイモン・コーウェル、アダム・レヴィーン、エイコン、マライア・キャリー、ファレル・ウィリアムス、エマ・ストーンほか
(C)2016 UNIVERSAL STUDIOS

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