【ド迫力】大相撲・石浦関の「生首&幽霊」柄の着物が粋! ストリートカルチャーに造詣の深い「角界のオシャレ番長」なんだって
力士のみなさんが着用している着物はどれも個性豊か。化粧まわし同様、つい注目してしまうわたしですが、石浦関が最近披露した着物のインパクトの大きさはずば抜けてるっ! 背中に浮世絵風の幽霊がいるわ、前には生首いるわで、迫力満点なんですよね……!
石浦関の “生首&幽霊着物” は、タトゥースタジオ「GAKKIN-TATTOO」がデザインしたもののよう。黒地の着物の裾前面に描かれているのは、血にまみれた生首。背中にはでかでかと幽霊がプリントされておりまして、血文字で「石浦」の文字が。
ある意味、夏にぴったりの1枚となっております。
【「魔除け」の意味があるらしいです】
一瞬ギョッとしてしまうデザインですが、刺青「彫あい」日本伝統刺青ウェブサイトによると、生首や幽霊の図柄には魔除けの意味があるのだそうです。浮世絵や掛け軸の図柄としても多く書かれているし、刺青デザインとしての人気も高いんですって。
ご本人がインスタグラムで「北斎の幽霊画が好き」とコメントしているのですが、そう聞くと今回のデザインもうなづけますよね。これだけ “強い” 絵柄をカッコよく着こなせる石浦関がカッコイイわ~!
【ストリートカルチャーに造詣が深いようです】
石浦関の本名は、石浦将勝(いしうら まさかつ)さん。鳥取県鳥取市西品治出身で、宮城野部屋所属の現役大相撲力士です。2017年夏場所の番付は西前頭八枚目。
白鵬の内弟子として入門した石浦関は、オーストラリアに語学留学した過去があったり、格闘家を目指していた時期があったりと、その経歴は異色。
ストリートカルチャー誌『warp MAGAZINE JAPAN』のウェブサイトに掲載されたインタビューでは、長年の同誌の読者だったと語っており、ストリート系アートやファッションにも造詣が深いよう。好きな音楽はレゲエとヒップホップ、大学生のときはクラブのセキュリティースタッフとして働いていたというのだからなんとも意外です。
インタビューではピストバイクに乗るとも話しているし、インスタグラムでもストリートブランド『stussy』の展示会に行ったことを報告しているし、こりゃ筋金入りのおしゃれさんですねぇ。
【ツイッターの意見は賛否両論だけど…】
角界のおしゃれ番長・石浦関は、過去にもペイズリー柄の着物を着用していたりと、自分のスタイルをしっかりと持っているところにマジリスペクト!
ただ、今回の “生首&幽霊着物” には、「かっこいい」という声と「縁起悪そう」という声がツイッターであがるなど、賛否両論なようです。
しかしわたし個人としては、この着物、意外性がありすぎて攻めてて、かなり好き! これからもアッと驚くデザインの着物、期待しておりま~す♪
参照元:Instagram @ishiura_masakatsu @g_x_x_x_、Twitter @ghetto_stone、warp web、刺青「彫あい」日本伝統刺青
執筆=田端あんじ (c)Pouch