【リアル人魚】79歳 現役潜水夫の大親友は「コブダイの頼子」 弱っているところを助けて以来、約30年の仲なんだって
房総半島の南端、千葉県館山市にあるダイビングサービス「波左間海中公園」の社長、アラカワヒロユキさんが海に潜り始めたのは18歳のとき。79歳となった現在も、潜水夫として海に入り続けているのだそうです。
そんなアラカワ社長の約30年来の親友は、コブダイの頼子(よりこ)。水深17メートルに設置された大鳥居の鐘を叩くと、どこからともなくやってきて、アラカワ社長のそばにすーっと寄ってくるんですって。
その様子をとらえた映像がYouTubeに公開されているのですが、ほんと~~~によく懐いてるっ!
【キスできるくらい仲良し♡】
2015年1月に公開された動画を見ると、海中にいるアラカワ社長は、近くに寄ってきた頼子をなでてから、マスクと口にくわえているレギュレーターを外し(!)頼子のコブに直接キスをしているのです。
しかも頼子は、完全にそれを受け入れているんですよね。こんな光景、初めて見たよ~~~!
【海外メディアから取材も受けました】
アラカワ社長と頼子の心の交流は、海外メディアでも取り上げられて話題に。ニューヨークに本部を置く「Great Big Story」がANAと提携しておこなった取材の動画が、2017年6月14日にYouTubeで公開されたのですが、こちらも必見です!
頼子がここまで心を開いているのは、アラカワ社長だけ。なぜなら初めて出会ったときに非常に弱っていた頼子を、アラカワ社長が助けてあげたからなんだそう。
エサすら取りに行けない状態に陥っていた頼子のため、毎日ご飯をあげていたというアラカワ社長。10日ほど経ったころにはだいぶ回復したらしく、それ以来とても仲良くなったんですって。
【頼子~! どうか長生きしてね~!】
助けてもらった恩を忘れず、今もなおアラカワさんに信頼を寄せている頼子。心の交流を続けている2人の絆は、きっと誰も邪魔できないくらい強いのでしょうね。
ちなみに国立研究開発法人「水産研究・教育機構」の『水生生物情報データベース』によれば、コブダイの寿命は長く、全長70~75cmで20歳前後なのだそうです。
ということはおそらく、頼子はなかなかのご長寿! 今後もどうか長生きして、末永~くアラカワ社長との交流を続けてほしいものですね♪
参照元:YouTube [1] [2]、Facebook、波左間海中公園、