「甲冑を着てラーメンを作るのが夢だった…」 武士スタイルで客をもてなす札幌の「らーめん兜」 / 特注の甲冑は4年かけて製作
ラーメン屋の店員といえば頭にハチマキをしたり黒いTシャツを着ていたりというイメージが強いですが、こうしたスタイルと一線を画しているのが札幌にあるラーメン屋「らーめん兜」。
なぜならラーメンを提供するのは“甲冑”を着た職人だから!
……って意味がわかんないですよね? でも写真を見れば一目瞭然。このラーメン店では、戦国時代からタイムスリップしたかのような鎧を身に着けた武士がラーメンを作ったり運んだりしているんです!
【夢は「甲冑を着てラーメンを作る」!?】
もともと戦国時代大好きだったという、「らーめん兜」を運営する株式会社サムライの代表。オープン当初から「甲冑を着てラーメンを作る」という気持ちはあったものの、これまで諸事情により叶わなかったそう。
そりゃまあまず重いし。動きにくいし。甲冑を着てラーメンを提供するって普通に考えたら無謀ですよね。
【試行錯誤を経てついに完成!】
しかし、日本に数名しかいないという甲冑師に「ラーメン屋で着て仕事ができる甲冑を特注で制作してほしい」と相談したところ、こころよく引き受けてくれたといいます。
制作段階では重量や動きやすさなどでさまざまな問題があったものの、TVドラマなどで使うアルミ製の甲冑で重量の問題をクリアするなどし、約4年間の試行錯誤の末についに完成! 念願かなって、お店で着用することとなったそう。
【札幌旅行で行ってみたい!】
2017年6月から職人が甲冑を着ての提供をスタートしたそうですが、、評判も上々の様子。
お店には外国人観光客も多く訪れるらしく、甲冑姿を見て「ジャパニーズサムライ!」と盛り上がるそう。まさかこんなところにラストサムライがいたとは……外国人観光客もさぞかしビックリでしょう。
お店のホームページを見たところ、北海道産素材を中心に使う、化学調味料には頼らないなどラーメン自体もこだわりの味を楽しめそうな「らーめん兜」。札幌に行った際はぜひ立ち寄ってみたいですね。甲冑姿の武士にラーメンを提供されるなんて、旅のいい思い出になりそうだもの。
参照元:らーめん兜、アットプレス、Facebook
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch