ちょっぴり背筋が寒くなる!? 「SNSに潜む闇」をテーマにしたポップな風刺画にドキッ
ポップなカラーリングと、50年代から60年代を思わせるビンテージな画風。誰もが目を奪われずにはいられないキャッチーなポスターの正体は、皮肉がピリッと効いた風刺画!
フェイスブックの「いいね」を “エゴ” というお皿(しかもペット用)にぶちまけている光景。お腹に「BANK(銀行)」と書かれたブタからミルクをもらおうと必死な男性たち。ツイッターの「t」というマークから点滴を受け、命をつなぐ少女……。
ドキッと胸を揺さぶる作品を手掛けているのは、イギリスのイラストレーター、ジョン(John Holocraft)さん。作品の数々は、海外サイト「Etsy」で購入できます。
【クスッと笑えて、ちょびっと落ち込む】
イギリスの方らしい、ブラックユーモアに満ち溢れた作品群。どれも魅力たっぷりですが、わたしが特に惹きつけられたのは、「ハピネス・キット」と名づけられた、幸せを作り上げるためのDIYキットの絵。
さらには真っ赤なハート型のキャンディの中に、かみそりを忍ばせた絵。そしてスーツを着たビジネスマン風の男性たちが空高く舞い上がるなか、ピンクのテープで足を押さえつけられ逃げられない女性たちを描いた絵です。
【忍ばせた「毒」の殺傷能力は高め!?】
時代をしっかりと見据えた上で描かれた絵。ポップな中に紛れ込む毒、少し踏み込んだらたちまち世界が暗転してしまいそうな世界観に、否が応にも吸い寄せられてしまいます。ああこの方の作品を、もっともーっと見てみたい……!!
作品の価格は、一律7937円です。わたしと同じように、ジョンさんの作品に心をとらえられたというみなさんはさっそくチェック。またホームページには過去作品がたっぷりと公開されているので、ぜひあわせてご覧になってみてくださいっ♪
参照元:Etsy、John Holocraft
執筆=田端あんじ(c)Pouch