【名作を首に】奇書「ドグラ・マグラ」と詩書「汚れっちまった悲しみに」が文豪マフラーになって登場
冬の必須アイテムといえば、マフラー。今年新たにマフラーをゲットしようと考えているあなたにおススメなのが、ヴィレッジヴァンガードから発売された「文豪マフラー」です。
以前 Pouch でも紹介したお狐様ニーハイを手がけたブランド「curiosite」による「文豪マフラー」は、これまでにも『人間失格』『銀河鉄道の夜』といった作品をフィーチャー。人気を博していたみたい。
そして2016年11月1日、新作「文豪マフラー」のテーマとして選ばれたのが、夢野久作『ドグラ・マグラ』と中原中也の詩『汚れっちまった悲しみに』。
【これを選んじゃうんだね】
どうです、この絶妙なチョイス。前回の『人間失格』と『銀河鉄道の夜』は王道を選んだという印象でしたが、今回はまさか “日本探偵小説三大奇書”と呼ばれ、 「読んでいるうちに精神に異常をきたす」という古くからの都市伝説を持つ『ドグラ・マグラ』を選んでくるとは……。控えめに言っても、最高でっす!
【狂気をはらんだ『ドグラ・マグラ』マフラー】
イラストなし、文字のみがデザインされている『ドグラ・マグラ』マフラーの片面には、作中に出てくる正木教授の論文「胎児の夢」をメインとした文章が。もう片面には物語の中に出てくる印象的な3つの要素が登場。
カラーも黒に近い灰色と白と、超シンプル。だからこそ文字の存在感、異様な雰囲気が引き立っているマフラーには『ドグラ・マグラ』という作品が持つ言葉の美しさと、狂気性がよく反映されているように思えます。
【儚さと青春を感じる『汚れっちまった悲しみに』マフラー】
一方『汚れっちまった悲しみに』マフラーはというと、儚く哀しく、キラキラときらめくような輝きを放つ中也の詩のイメージにぴったりな配色。
詩に出てくる小雪の白と濃く鮮やかな青のコントラストは、冬の凍てつく空気によく似あう。フォントもあえて儚げな印象を持たせるものを選んでいるそうで、世界観が見事に投影されています。
【「私、文学を愛しているんです」感が出ます】
現在オンラインストア「ヴィレヴァン通販」にて予約注文受付中の新作文豪マフラー。お値段は税込4536円です。作品のファンだという方はもちろん、 “文学をこよなく愛する系ガール” になりきりたいというあなたも、ぜひゲットしてみてくださいっ!
参照元:ヴィレヴァン通販
執筆=田端あんじ (c)Pouch