兵庫県福崎町のゆるキャラ「ガジロウ」は大人も泣くレベルの怖さ / 見た目のクオリティが高すぎてふぬけにされそう
これまで、さまざまに誕生してきたご当地ゆるキャラ。かわいかったり、シュールだったり、ぜんぜんゆるくなかったり、と個性的なキャラクターが次々に登場しました。
ただいま、兵庫県福崎町のゆるキャラが話題になっています。Twitterユーザーからは「全然ゆるくない(笑)」や「ガジロウ好きだわwww」、「……あかん……出て来たら俺も泣く」などの声があがっていて、注目を集めているもよう。
うん、カッパなんだけど、そうカッパなんだけど……もうこれは、ゆるキャラってレベルじゃない。特撮ヒーローものに出てきそうなビジュアルに戦慄。
【カッパの「ガジロウ」が怖すぎる】
福崎町は、『妖怪談義』や『遠野物語』で知られる民俗学者・柳田國男氏の出身地。それにちなんで、妖怪による町おこしに力を入れていて、「ガジロウ」というカッパのキャラクターを生み出しました。
柳田國男氏の著書『故郷七十年』に出てくるカッパの兄弟、河太郎(ガタロウ)と河次郎(ガジロウ)をモチーフにしているようなのですが……すごく怖い。なんだろ、リアリティーが突き抜けていて、曲がり角で出くわしたら大人でも泣いて逃げるレベルです。
【尻子玉入りの「かっぱカレー」販売中】
福崎町の本気度に恐れおののくのはまだ早い。最近、「かっぱカレー」という新商品も登場したらしく、これは尻子玉(しりこだま)入りのレトルトカレーなのだとか。
尻子玉というのは、人間の肛門内にあるとされる架空の玉のことで、カッパにこれを抜かれるとふ抜けになってしまうといわれています。
ホントに尻子玉が入っていたら、ちょっと笑いごとじゃ済まない感じがしますが、実際のところはうずらの卵だそうです。でも、「尻子玉入り」っていわれたら……しかも、カレー。しかもパッケージには「ガジロウ」。ヒィイイイ!!!
【池の中から「ガジロウ」が飛び出すよ!】
リアルでは会いたくないけど、ちょっと見たい……ってオトメは、辻川山公園に行くと「ガジロウ」を見られるようです。ここには妖怪の仕掛けがあり、時間になると園内に妖怪が出没するのです。
まず、池のほとりに兄の「ガタロウ」がいます。そして、9~17時の毎時0分、15分、30分、45分には、水中から「ガジロウ」が飛び出してきます。何も知らずにこの池のそばを歩いていたら、ド肝も尻子玉も抜かれてしまいそう。
地上3mの位置にある気味悪い小屋から、「逆さ天狗」が飛び出してくる仕掛けもあるらしく、妖怪ワンダーランドすぎる……妖怪大好きっ子は、福崎町に遊びに行ってみるといいかもです。
参照元:福崎町観光協会、福崎町かっぱカレー通販サイト、Facebook @福崎町観光協会、福崎町、Twitter検索 #ガジロウ
執筆=夢野うさぎ (c)Pouch