生ハムみたいに見えるエルメスのバーキンを発見!→調べた結果…石でできた「彫刻」でした
エルメスのバーキンバッグは、多くの女性にとって憧れ。1度は手にしてみたいファッションアイテムですが、ビジュアルは可愛くてもお値段がぜーんぜん可愛くない! ひとつ100万円以上はするので、庶民にはなかなか手が出せない逸品でございます。
そんなバーキンはカラーバリエーションが豊富なことでも知られておりますが、Instagramの情報によると、なんと生ハムによく似たバーキンバッグが存在するらしいのです。……一体なぜ、生ハム!?
【こんなバーキンあったっけ!?】
生ハムをイメージさせるオレンジとピンクが混じったカラーに、白いラインがひび割れのように配されたバッグは、色はもちろんツヤ感もそのまんま、生ハムです。見ようによっては岩塩のようにも見えるけれど、そもそもこのバッグ、エルメスの正規品なんでしょうかね……?
【バッグの正体は、アート作品でした!】
調べてみたところ、生ハムバッグの原材料は、なんと石。つまりは、彫刻!
天然石のオレンジカルサイトと金箔を用いて作られているのだそうで、制作者はファッションアイコンモチーフの彫刻を数多く手がける、アーティストのバーバラ(Barbara Ségal)さん。タイトルは「Eye Candy」といい、デザイナーズハンドバッグシリーズ「Cathedral Candy Series」の1つなのだそうです。
【偶像崇拝される「ブランドバッグ」という存在】
バーバラさんは公式サイトで「人々は長年、ステイタスシンボルに対し強迫観念のようなものを抱いている。石で作ったバッグは短命ではなく、永く世に存在することができる。これは「短命なものに対する終わることなき探求」という人間が抱える矛盾を強調する作品なのだ」と語っています。
また、「ブランドバッグの社会的な地位は偶像、ほとんど神やアイドルを崇拝するのに近い。わたしの彫刻はその部分を強化しているのだ」とも。
バーバラさんの作品には、生ハムバーキン以外にも、ピンクオニキスや雪花石膏(せっかせっこう)などの天然石で作られたシャネルのバッグ、別の天然石で作られたバーキンもあり、眺めているだけでうっとり。
彫刻となったブランドバッグは美しく、どこか神々しく、バーバラさんの言葉にもうなづけます。公式サイトおよびInstagramで見ることができるので、さっそくチェックを!
参照元:Barbara Ségal 公式サイト、Instagram
執筆=田端あんじ(c)Pouch