2年ぶりにひとりでナイトプールに突撃したら心も体も冷え切った / 人がいないから快適かと思いきや…
夏の定番レジャーとも言えるナイトプール。でも一大ブームだった数年前に比べると、落ち着いている気も……?
毎月1のつく日(1日、11日、21日だけ)は「ステキなぼっちの日」。
2年前、ぼっち企画第1弾でナイトプールに突撃した私。今、ナイトプールはどうなってるんだろう……と気になり、再びひとりナイトプールに行ってきました。
この2年の間、ぼっち企画でいろんなところに出かけ、ひとり耐性もついたはずだと思ったけど……甘かった!
【人が明らかに少ないぞ…】
訪れたのは2年前とまったく同じ、東京タワーが見えるホテルのナイトプール。
折しも2019年は10数年ぶりの冷夏で、私がナイトプール予約した日の気温は、7月も半ばだというのに最高気温20度で小雨がぱらついていました。
受付に着くと、2年前は大行列だったのに、まったく人が並んでません。
そしてプールに着くと……ガラーン。天気が悪く、寒いこともあって、おそらく最盛期であった前回の5分の1ほどの人出でしょうか。
【空いてると逆に目立つぼっち感】
最初は「今年は空いているからひとりでも楽勝だな……」と思ったのですが、まったく逆。空いているからこそ、ひとりで来てるのが死ぬほど目立つのです!
2年前のブーム時は人が多すぎて私がぼっちでいることは目立たなかったのに……辛い。ナンパ目的の男子グループからも避けられています。
明らかにひとりだけ年齢の違う、ギャルでもない地味な女が自撮りをしている姿は異様です。女の子グループはお互いに「写真撮ってもらえますか?」なんてやりとりをしてるけど、私は一切目を合わせられることはありません。
【フォトスポットにカメラマンもいる…】
ちなみに会場はインスタ映えを意識してか、フォトスポットの数を増やしていますし、前にも増してかわいい浮き輪やボートがたくさん用意されていました。さらに、専属のカメラマンも何人かいるではありませんか。ナイトプールは泳ぐ場所ではなく、写真を撮る場所だった……。
思い切ってフォトスポットに突撃し、私もカメラマンに写真を撮ってもらうことに。こわばった表情でハイポーズ。
私「あの……、ひとりで来る人っていますか?」
カメラマン「いますいます、ぜ〜〜〜〜んぜんいますよおお!」
明るいカメラマンが軽妙に返してくれたけど、どう見てもひとりでいるのは私だけ。気を遣われてる感バリバリで「絶対ウソだろ……」と心の中でツッコんでしまいました。
【写真撮ってください…と言いたくて言えなくて】
その後、パシャパシャ自撮りを楽しみましたが、セルフィーでは代わり映えしません。
せっかく来たんだから、私もプールでフロートに乗った映える写真を撮りたい。さっきのカメラマンの男性にお願いしようとしましたが、女の子たちと楽しそうに撮影会をしていて、とても声をかけられる雰囲気ではありません。
意を決して近くの女の子2人組に「あの、写真撮ってもらえますか」と声をかけることに。めちゃくちゃ不審がられましたが、お互いに写真を撮りあい、乗り物に乗った写真を撮ってもらうことになんとか成功。
変な女だと思われないように、女の子たちの写真を撮るときはカラ元気を出したりして「我ながらピエロだな……」と思いました。キツい。
【ハプニングの連続に折れた心】
ちなみに孤独が一番つらかったのが、フロートに乗ろうとしてバランスを崩し、プールにドボーーーーン!! と盛大に落ちた瞬間。
こうしたハプニングは友達と来ていれば爆笑ポイントで盛り上がれるのですが、人の少ないプールでひとりで溺れかけるのは辛すぎました。周囲の視線が痛い……。
さらに、そろそろ帰ろうと思ったら、私が置き忘れたピンクのサングラスが、フォトスポットの小道具と勘違いされてめっちゃ使われています……。
それ、私物だから返してほしい……。でも、言えない……。フォトスポットのをチラチラ見ながらウロウロする不審な女と化してしまいました。
1時間ほど滞在した後、心も体も冷えきり、逃げるように退散。帰りに浴びたシャワーの温かかったこと……。
最近「もうぼっちなんか慣れたわ〜」なんて思っていたけど、久しぶりに痛いほどの孤独感を味わい、初心にかえるような思いでした。ナイトプール、空いてると孤独が際立つので、ひとりで行くなら混んでる場所をオススメします!!!!!!!!!
ぼっち度 ★★★★★★★★★★
寒い度 ★★★★★★★★★★
映え度 ★★★★
執筆:御花畑マリコ
Photo:(c)Pouch