【体験レポ】温泉旅館「大人の原稿執筆パック」のサービスが凄すぎる…湯ごもり文豪気分を味わえたよ / The Ryokan Tokyo YUGAWARA
「ちっとも作業が進まない!」
と、仕事や勉強や創作活動などで、カンヅメできる場所を探し求めている頑張り屋さんにオススメの場所があります。それは神奈川県・湯河原にある旅館『The Ryokan Tokyo YUGAWARA』。
「え〜旅館はちょっと贅沢すぎない?」と思うかもしれないけど、ノンノン。 ここは創作活動に集中できる「大人の原稿執筆パック」なる宿泊サービスがあるのです。
【大人の原稿執筆パックとは?】
都会の喧騒を離れ、温泉を楽しみながら、創作に集中できるという贅沢で斬新な宿泊パック。
その他にもスタッフさんから「進捗いかがですか?」と声をかけてくれるサービスがあり、湯ごもりした文豪気分を味わえちゃうんだとか!
「一夜漬けプラン(1泊3食付)」と「湯篭りプラン(2泊5食付)」があり、今回は人気の「湯篭りプラン」を体験してみました。
【和モダンな旅館だよ】
湯河原駅から送迎のシャトルバスに揺られ、入口に設置された赤い鳥居(?)をくぐると、開放感ある玄関と大きな提灯がお出迎え。
中に入るとカフェスペースが広がり、とってもカジュアルな雰囲気。
さっそく受付で料金を支払い、食事の時間を指定し、浴衣を選び、自分の部屋へ向かいます。ちなみに半フロアの4階建だけど、エレベーターはありません。
【広くて斬新な客室にびっくり】
客室内は大きな窓のおかげで自然光がたっぷり入る気持ちのいい空間。鳥の鳴き声が響き、窓から山や植物が見え、畳の匂いにほっこり。
だけど室内は結構ド派手! 壁には金屏風(?)と、竹林の水墨画がどどーんと描かれ、襖(ふすま)全体に浮世絵がデザインされています。部屋の真ん中には「ちゃぶ台」と人をダメにするクッション「ヨギボー」が。
他にもトイレ、洗面台、収納場所、そして延長コード、スキンケア、お茶パック(2回分)などのアメニティも置いてありました。
ちなみに旅館だけど、お布団は自分で敷くタイプ。これはプライバシーの為なんだとか。
【作業環境を自分好みにできる♪】
作業スペースは、客室とカフェスペースの2種類。どこの席もwi-fiと電源完備で、ちゃぶ台とヨギボーのセットです。
部屋で作業する際に、「もっと大きなテーブルがいい」「スタンドライトが欲しい」といった相談可能。(座椅子と座布団は押入れに入っていました)
また、カフェのコーヒーは飲み放題。部屋に持ち込んでもOKです。深夜でもコーヒーが飲みたい場合はポットで提供してくれますよ〜。
【さすが旅館! 休憩を上手にとれる環境だよ】
実際に作業してみると、 “質の良い休憩時間” と “規則正しい食事” のおかげで「超健康的なカンヅメができちゃう♪」という印象。
疲れてきたら、源泉掛け流しの柔らかい温泉に浸かってカチコチな体をふにゃ〜っとリフレッシュするもよし、カフェでスイーツを食べるもよし、ゴロゴロ読書するもよし、と嬉しい休憩タイムに。
食事は、旅館ゆえに規則正しい時間に提供。旅館ならではの食事というよりも、定食という感じだけど、地元食材を使ったグルメが楽しめました。またクラフトビールも用意されてるので、仕事終わりに温泉入ってぷは〜っとするのもオススメです!
【しかし気になる点も……!】
文豪気分を味わえる「進捗確認サービス」。予約時にお願いして、チェックイン時にも「行きますからね〜!」と言われ、いつ来るのかなと待っていました。
そろそろ来るかな……
もしかしたらドアの前かな……
いや今度こそ来るかも……
来ませんでした\( °ω° )/
チェックアウト時に、なぜ来なかったのか聞いてみると「作業の邪魔にならないために具体的に客側が場所と時間を指示する必要がある」とのこと。ランチタイムに来てほしい、カフェで作業している時に声をかけてほしい、など要望を伝える必要があったそうです……。
【まとめ:時間を忘れて湯ごもりできるぞ】
とはいえ、時間を忘れて集中できたことも事実。希望すれば夜食サービスもあるし、化粧水や洗顔やシャンプーなどはPOLAと資生堂ブランドだし、生理になっても利用できるシャワー室もあるし、廊下のあちこちに置いてあるレモン水は地味にありがたいし、全方位が癒やしスペースで、作業スペースという湯ごもりの極みでした!
お値段は2泊5食付で、お1人様 2万3000円~ (2名様1室利用時)。私は今回ひとりで利用して2万7300円でした。
たくさん頑張って、たくさん癒やされたい、そんな頑張り屋さんを助けてくれる旅館でした。また来るぞ!
取材協力:The Ryokan Tokyo YUGAWARA
執筆:百村モモ
Photo:(c)Pouch