ペットボトルを100万本集めて「村」を作ってしまった男性の熱意がすごい! 目的はプラスチックごみを減らすこと
世界中で問題視されているプラスチックごみ。
そのうちのひとつであるペットボトルを100万本以上集めて建築材料として再利用し、「プラスチック・ボトル・ヴィレッジ(Plastic Bottle Village)」という名の村を作ったのは、カナダの起業家ロバート・ベゾー(Robert Bezeau)さん。
村づくりのためにわざわざパナマに移り住んだというのだから、気合いの入り方が違います。
【ペットボトルは断熱材になる!?】
ベゾーさんによれば、ペットボトルには耐震性があって、住宅用断熱材としても優れているのだそう。室内の温度を快適に保つためエアコンが必要なく省エネにもなるんですって。
建設途中の写真を見ると壁に無数のペットボトルがはめ込まれていて驚かされますが、最終的には表面をコンクリートで塗り固めてしまうから、一見すると普通の家にしか見えないといいます。
【目的は「プラスチックを生活に戻す」こと】
この村の主な目的は、プラスチックごみを減らすこと、そしてすべての人に「プラスチックごみ」の問題を意識してもらうこと。ある研究では、2050年までに海の中の魚よりもプラスチックの方が多くなる可能性があると言われています。
ペットボトルを使い捨てする生活に「NO」と言おうと、ベゾーさんは村を通して訴えているんです。
【宿泊することもできるんだって!】
「プラスチック・ボトル・ヴィレッジでの滞在を通じて、主旨に賛同してほしい」と願っているベゾーさん。村で宿泊もできるので、興味を持った人は訪れてみるといいかもしれません。
宿泊用施設として用意されている城「プラスチック・キャッスル(Plastic Castle)」には4万本ものペットボトルが使用されていて、完成までになんと2年も費やしたのだそう。
2つの客室と1つのロイヤルスイート、ダイニングバーやダイニングエリアなど、かなり充実しているようですよ~!
参照元:Plastic Bottle Village、facebook、Vimeo
執筆:田端あんじ (c)Pouch