「ゴミ」から生まれたマーブル模様が美しいスピーカー! 材料はリサイクルできないビニール袋なんだって
ここ数年問題になっている、海洋のプラスチックごみ。その代表格であるビニール袋100枚を、スタイリッシュなスピーカーに変えてしまったのが、イングランド南部の都市ブライトンに拠点を置くデザインスタジオ「ゴミ(Gomi)」です。
シンプルなブロック型のポータブルスピーカー「ゴミ・スピーカー(Gomi speaker)」は、現在クラウドファンディングサイトKickstarterで支援者を募集中。
カラーラインナップは、グレーとホワイトがベースの「シティー」、緑がベースの「ジャングル」、深いブルーがベースの「オーシャン」の3種類。
どれもマーブル模様にデザインされているのが特徴で、手作りゆえに、ひとつとして同じ模様はないといいます。
【ゴミを回収するところからスタート】
マーブル模様のせいか、一見すると大理石のように見えなくもない「ゴミ・スピーカー」。しかしその材料は “リサイクルできないプラスチックごみ” と意外性は抜群!
公式インスタグラムには製作の手順も公開されているのですが、まずはゴミと化したビニール袋を回収するところから作業がスタート。
その後はそれらを溶かし、プレスし形を整えて、ようやく外側のデザインが完成するという流れになっています。
【音にもこだわってます!】
ミニマルなデザインの発想の源は、なんと日本。だから、デザインスタジオの名前も「ゴミ」にしたのでしょうか?
「ゴミ・スピーカー」は見た目だけでなく音に関してもクオリティを追求していて、スピーカーの音質をより高めるために電子エンジニアやオーディオの専門家と提携するという徹底ぶり。
さらには遮音のためにリサイクルされたデニムを使用するなど、いたるところに彼らのこだわりが見て取れるんです。
【500kgのプラスチックごみを防ぐのが目標】
「ゴミ・スピーカー」プロジェクトは、500kgのプラスチックごみが廃棄されるのを防ぐことを目標にしているそう。スピーカーをゲットできる支援コースは、日本円で約2万9000円から用意されているので、さっそくチェックしてみてはいかがでしょうか。
ただしこちらのプロジェクトは、ゴール金額に達した場合のみリワードが受け取れる形式となっておりますので、その点だけご注意くださいませ~!
参照元:Gomi、Kickstarter、Instagram @gomidesign
執筆=田端あんじ (c)Pouch