猫グッズを作り続けている『フェリシモ』の黒歴史が愛おしい…担当者「猫の気持ちで開発するから人間の感覚を忘れてしまう」
いつも可愛い猫アイテムを販売していることでおなじみの、フェリシモ。Pouch でも何度もフェリシモ猫部のアイテムを紹介していますが、中にはマニアックすぎる商品もチラホラあって、あまりにも深すぎる “猫愛” にビビってしまうことも多々あります。
恋愛然り、純粋すぎる愛というのは時おり暴走するもの。フェリシモ広報の方とお話する機会があったので、失礼を承知で「ぶっちゃけ、あんまり売れなかった商品ってありますか?」と聞いてみたところ……。
「『なんでこんなに可愛いのに売れへんの?なんでなん?』となった、ある意味 “黒歴史的商品” があります」という答えが返ってまいりました。(関西弁なのはフェリシモの本社が関西だからです)
【ぶっちゃけ売れなかった黒歴史?商品】
そこで今回は、 “猫愛” が高まりすぎて爆誕してしまった普通の人には理解されない独特すぎた商品をご紹介しちゃいます。
商品名『なりきりにゃんこ もふもふ黒猫はらまきパンツ』
どんな商品なの?
・腹巻とパンツが一体化している商品。最大のポイントは、真っ黒なパンツのデリケートゾーンに “白いパンツ” のような模様があしらわれている点。
フェリシモコメント
「『めっちゃかわいい! 黒猫の “白いパンツ” みたいになってる毛並みがめっちゃかわいい!』と純粋にキュンキュンしながら半年かけて作りました。インナーだから誰にも見せないし、こっそり楽しんでほしいという思いで販売。開発チームも広報も『確実に売れる』と思ってたんですが……」
黒歴史になった経緯
ネット上で「ア○ダーヘア!?」と話題になってしまったのだそう。場所のせいで、もはやそういう風にしか見えないという声が多数あがってしまい、あまり売れなかったといいます。
【発売したばかりのあの商品も…】
さらに、最近発売したばかりの『なりきりにゃんこ 胸に飛びこんでおいで! もふもふ猫の胸毛Tシャツの会』も思ったよりは売れてないらしく、嘆きの声が。
どんな商品なの?
・長毛種の猫さんの「もふっ」とした胸毛をフェイクファーで再現したTシャツ。胸元に大胆に毛があしらわれています。
フェリシモコメント
「こちらも『めっちゃかわいい! こんな可愛い商品、絶対みんな好きになるやろ!』と純粋な気持ちだけで1年以上かけて開発。満を持して販売開始したのですが……」
売れると思ってリリースしたものの、ふたを開けてみれば全く売れないというオチが! 広報さんも開発チームのみなさんも「あれ?? 売れへん! なんでなん?」と困惑、今も頭にはてなマークが浮かび続けている状態だそうです。(ちなみにPouch編集部で長毛猫を飼っていた百村モモは「これ最高、ほんとモフりたい」と興奮していました)
【猫への愛が荒ぶっているな…!!!】
今回フェリシモにお話を伺って改めて思ったのは、 “猫愛” が異常なまでに強すぎて、もはや発想までもが “猫目線” となってしまっていること。
だって売れなかった商品について話をしているとき、フェリシモさんは
「ずっと猫の気持ちで開発するから人間の感覚を忘れてしまう」
「だから我に返ったときには、 “時すでに遅し” 」
という、ある意味変態的ともいえるコメント(すみません)をしていたんですよ。
でも……そういう「とことん」な姿勢、嫌いじゃないし、むしろ大好きぃぃいいい! これからもフェリシモから、1秒たりとも目が離せませんっ。
参照元:フェリシモ[1][2]
執筆=田端あんじ (c)Pouch