なぜ「中古化粧品」がメルカリなどオークションサイトで売買されるの? 経験者に聞いてわかった需要と供給がコレだ!
今大人気のフリマアプリ。なかでも「メルカリ」は、その筆頭ともいえるのではないでしょうか。
そんな「メルカリ」が全国のフリマアプリ利用者500名と非利用者500名の合計1000名を対象に行った消費行動に関する調査によると、フリマアプリで商品を購入するとき「新品であることが重要」と回答した人は3割以下となる29.6%。
中古品を購入して使用することに対して「あまり抵抗を感じない」「全く抵抗を感じない」と回答していた数がもっとも多かったのは20代で、おもに若い世代において新品へのこだわりが低下していることが明らかになったというのです。
【利用者の約半数が「中古品を購入する機会が増えた」と回答】
また「ここ2~3年で中古品を購入する機会が増えたか」という質問に対して「やや増えた」「とても増えた」と回答した人は、フリマアプリ利用者だけ見ると48.6%にも上っています。
その理由として挙げられていたのは、「掘り出し物を探すワクワク感がある」「中古品の質の向上や種類の増加」「中古品購入の場(ツール)が増えたから」といった声でした。
【「中古化粧品」がバンバン販売されてる~っ!】
実はわたしはフリマアプリというものを利用したことがなく、 “中古品” と聞くと洋服や小物などをイメージしておりましたが、中古化粧品まで売られているというのだから驚き~~~!!!
そのなかには使用済みの商品もあって、実際に誰かの肌に触れたものとなると、わたし的には抵抗があります。ところが実際にメルカリを見てみると、使用済みの中古化粧品の多いことったらないんです。
【「メルカリ」ヘビーユーザーに話を聞いてみたよ】
これだけ販売されているということは、需要があるということ。購入している人たちがどんな思いを抱いているのか、抵抗はないのか気になったので、メルカリヘビーユーザーの30代女性に話を聞いてみることにしました。
Q. 中古化粧品を購入したことがありますか?
「購入も販売もあります。購入はなるべく未使用、もしくは1~2度使用したもののみ。底が見えてるようなボロボロのはさすがに買わないです……」
Q. 中古化粧品はどれくらいの値段で売れるのでしょう?
自分が販売したことがあるものは、アイシャドウとかチークの粉物や香水。チップは不衛生なのでつけません。YSLとかディオール、シャネルのアイシャドウなんかはそもそも定価が高いので、古いものでも出品から数分で2000円くらいで売れてビックリしました
Q. 中古化粧品における「買い手のメリット」と「売り手のメリット」を教えてください!
買い手のメリット:気に入っていた化粧品が廃盤になった」「限定品でなかなか手に入らない」でしょうか。自分に似合う化粧品にはなかなか出会えないので、お気に入りのものが手に入らない→中古でも欲しい!となります。あとはやっぱり、安く買いたいとか、お試し感覚で買えるという点だと思います。
売り手のメリット:限定につられて買ったけど、いざ使ったら似合わなかったので手放したい」「クリスマスコフレを買ったものの、欲しかったのはアイシャドウとリップだけ。ほかはいらない」といった場合、メルカリとかヤフオクは便利ですね。
Q. 「これだけは買わない!」と思うのはどんなもの?
個人的には、使用済みのリップ類とマスカラ、アイライナーですかね。粘膜に触れるものは抵抗がありますね。あとはボディクリーム系も、油分が変質してたり、香りが変わってたりする場合もあるので注意が必要かと……。
ご協力ありがとうございました!
【買い手&売り手のメリットには超納得!】
今回得た回答の中でわたしが特に注目したのは、「買い手&売り手のメリット」について。そういやわたしも、お気に入りだった香水が廃盤になってしまったときは、半泣きで質屋巡りをしたものです。
それから「似合わなかった化粧品はメルカリで売る」という発想にも納得。こういったものは友人にあげるわけにはいかないし、家に置いておいても仕方がない。かといって、捨てるには惜しいという値段だったら、最終的にはフリマアプリという手段に至るかも……!
実際に話を聞いてみたら、メルカリで中古化粧品がわんさか販売されている理由がよくわかりました。もしもこの先、お気に入りの化粧品が廃盤になったときには、わたしも利用してみよっと♪
参照元:プレスリリース、メルカリ
画像:Pouch編集部
執筆=田端あんじ (c)Pouch