「クリぼっち」を寂しいと思わない人は約7割! 理由は「クリスマスだからといって普段と変わらないから」
“クリぼっち” という言葉が世に出てから、一体どれくらいの年月が経つのでしょうか。言葉が世間に浸透していくのと並行するかのように、 “クリぼっち” になんら抵抗を感じないという人が、どんどん増えていっているようなんです。
参考にしたのは、「レオパレス21」が全国のひとり暮らしをしている20~30代の社会人男女計600名を対象に行った、「ひとり暮らしとクリスマスに関する意識・実態調査」。
今回の調査で「 “クリぼっち” を寂しいと思わない」と答えた人は69.5%。「寂しいと思う」と答えた30.5%をかなり上回る結果になったそう。
クリスマスをひとりで過ごすことに対し、若い世代の多くがネガティブな考えを持っていないことがわかったようです。
【「今年のクリスマスをひとりで過ごす」人は6割強】
そもそも2017年のクリスマスは、どれくらいの人が “クリぼっち” 確定なのでしょうか。「今年のクリスマスは誰と過ごしますか」という質問には、「ひとりで」と答えた人が65.0%。昨年度は52.2%だったので、今年のほうが “クリぼっち” が増えているようです。
そのあと多かったのは「彼氏・彼女と」(20.0%)、「友人と」(7.3%)、「実家の家族と」(4.8%)と続き、「意中の相手」と回答していたのは1.3%です。
【恋人が「いる」人は31.2%】
そして「現在恋人がいますか」という質問には、全体では31.2%が「いる」と回答。
世代別に見ると、20代女性は42%で一番多く、次いで20代男性(28%)、30代男性(27.3%)、30代女性(27.3%)で、30代の男女の約7割は「恋人なし」と回答していたようです。
【「クリスマスだからって普段と変わらない」という声が多数】
「 “クリぼっち” を寂しいと思わない」と答えた方が理由を挙げていたなかで、圧倒的1位だったのは「クリスマスだからといって普段と変わらないから」(79.0%)。
クリスチャンでない限り、これはたしかにその通りとしか言いようがなく、ぐうの音も出ません。うん、100%正論~!
次いで「ひとりでゆっくり過ごしたいから」(33.6%)、「クリスマスに余計な出費をしたくないから」(14.8%)が続いていました。
【「ひとりが好き」という人は案外多い?】
そして「理想のクリスマスの過ごし方は何ですか?」という質問で、回答がもっとも多かったのが「ひとり、家でまったり過ごす」(38.5%)だったそうで、ひとりが好きという人は思った以上に多いみたい。
恋人と熱い夜を過ごすのもみんなでわいわい騒ぐのも、それはそれでいい時間。けれど「ひとり」ってとにかくストレスがないですし、その気持ち、なんかわかるわぁ……。
次いで多かったのは「彼氏、彼女、意中の相手と家でまったり過ごす」(29.5%)、次に「彼氏、彼女、意中の相手とデート」(22.5%)が続いていました。
【アンケートから世相が見える】
調査結果を見るかぎりでは、ひとりにしろカップルにしろ、外に出てパーッと遊ぶよりも、お家でゆっくり過ごすクリスマスを望んでいる人は多いようです。
いろんな意味で、現代の世相が見える今回のアンケート。 “おひとりさま” 傾向がどんどん加速するに従って、 “クリぼっち” という言葉もいつか消えたりして? そうして “クリぼっち” がごくごくありふれたものになる日も、そう遠くはないのかもしれませんね。
参照元:プレスリリース
画像:ぱくたそ
執筆=田端あんじ (c)Pouch