KFCが従業員トレーニングのために作った「VR脱出ゲーム」がめちゃめちゃ不気味です!
KFCが、新感覚のVR脱出ゲームを作ったらしい。そんなウワサを耳にして、YouTubeにあげられたトライアル動画をチェックしてみました。
まずチェックしたのは、2017年8月24日に公開されたトレイラー映像。
カーネル・おじさんやニワトリの肖像画が飾られている謎の空間には奇妙なロボットアームが吊り下げられていて、BGMも不穏な雰囲気。これは完全にホラー映画かサスペンス映画です。
その後、なぜか鶏肉を切ったり、フライヤーの中にチキンを入れる映像が流れてくるではありませんか。
【従業員のトレーニングのために作られたゲームでした】
実はこの不思議なゲーム、KFCの従業員のトレーニングツールとして作られたもの。不気味な屋敷を脱出するための条件は、チキンを上手に作ること!
なんでも、この脱出ゲームを通して、検査、洗浄からチキンの味付けにフライ……とケンタッキーフライドチキンを作る調理プロセスを仮想体験できるようになっているのだとか。なるほど、ゲーム感覚なら楽しく仕事を覚えられそう〜!
【アームを使ってチキンを上手に揚げよう】
YouTubeに30秒ほどの短い動画がいくつかあがっているのですが、それを見ると、たしかにロボットアームが懇切丁寧にチキンの作り方を教えてくれる描写がありました。
動画を観るかぎりでは、ユーザーの体の一部として “手” だけが動くように設定されている模様。天井から降ってくる “謎の声” の指示に従って、無事にフライドチキンを作り終えることができたら、空間から脱出することができる……という流れみたいです。
【それにしても…なぜこんなに不穏なのか】
ちなみに、実際の教育プログラムでは、調理の全行程に25分かかるそうなのですが、VR映像ならば10分に短縮できる、そして廃棄が少なくなるという利点があるのだとか。
非常にユニークかつ現代的な試みといえますが……ゲーム映像自体がかなり奇妙なので、頭の中に「?」がとめどなく湧いてくることはたしか。
冒頭で「ホラー」だの「サスペンス」だの言ってしまいましたが、「悪夢」ともいえますね。どうしてこういう世界観にしたのか、その点だけが、ただただ謎ですっ。フライドチキンを揚げている途中にロボットアームが激しく手拍子してくれるなど、全編通してなかなか狂っているので必見ですよぉ~!
参照元:YouTube[1][2][3]、Instagram @kfc、Eater
執筆=田端あんじ (c)Pouch