いやにリアルな蝶だと思ったら…本物やないかーい! 蝶の羽を文字盤に取り入れたスイスの高級時計
同じデザインは世界に2つとない、世にも珍しい時計が存在する。そんな声を耳にして私がチェックしたのは、数多くの人気ブランドをプロデュースしてきた時計デザイナー、イヴァン・アルパ(Yvan Arpa)さんが手がけるスイス時計のブランド「アーティア(ArtyA)」のウェブサイトです。
注目は「バタフライ」と名付けられた時計。文字盤をよく見ると蝶の羽の模様が施されていて、夢のように綺麗です~♪
でも、あれれ? ずらりと並んだ「バタフライ」シリーズの時計、どれもこれもいやにリアルなような……。
【本物やないか】
それもそのはず、文字盤の上に美しく輝いているのは本物の蝶の羽。モルフォ蝶という種類の蝶が使われていて、角度によってブルーやターコイズ、紫など、いろいろな色に見える特徴があります。
蝶の羽には鱗粉(りんぷん)がついていて、精密機械である時計とは相性が悪いように思えますが、特殊な技法でうまく取り入れることに成功したのだそう。
【庶民には手出しできない金額ですっ】
「バタフライ」シリーズとしてラインナップされている時計のなかでも、「Butterfly Set 1」は2016年のジュネーブ時計グランプリにノミネートされたモデル。文字盤には蝶の羽と、金箔があしらわれているんですって。
【こんな時計ほかにないかも】
ほかにも「バタフライ」シリーズはダイヤモンドが224個がついたものもあり、恐ろしくゴージャス! 100万円の大台を超えているものが少なくなく、もっとも安いもので54万円します。庶民にはそうそう、手が出せない金額ですわね……。
冒頭で述べた「同じデザインは2つとない」というのは、蝶の羽を用いているからこそ実現できたスペック。家で飾るための「インテリア標本」は見たことがあるけれど、時計は前代未聞だわ~!
参照元:プレスリリース、ArtyA
執筆=田端あんじ (c)Pouch