自分だけのオリジナルインクが作れる!文房具好き必見のお店「インクスタンド」に行ってみたよ
最近、文房具界では「インク」がブームです。興味はあるけどなかなかインクの世界に踏み出せなかった私。
そんなとき、東京・蔵前に「インクスタンド」というインクの専門店があるという情報が!
こちらのお店では、なんと自分だけのオリジナルカラーのインクが調合できるそうで……すごく楽しそうじゃないですか!? 「文房具好きとしては行くしかなーいっ!」と、オリジナルノート作りに続き、オリジナルインク作りに挑戦してきました。
【スタッフさんと一緒に作れる「WITH」】
オリジナルインクを調合するには、ふたつの方法があります。
自分で好きな色を調合する「SELF」(税込み3000円 ※要事前予約)と、希望を伝えてスタッフの方と一緒に作る「WITH」(税込み2700円)。
今回は「WITH」でオリジナルインクを作ってみることにしました。どんな色のインクが出来上がるか、わくわくしてきます!
【自分だけの「赤」を求めて】
今回は「赤色のインク」を作りたいとスタッフさんにご相談。
その場でスタッフさんと話してイメージを伝えても大丈夫ですし、具体的な色のイメージがあれば写真などを持っていくと、スタッフさんがそれを元に色を調合してくれます。
まずはスタッフさんが作ってくれた色を拝見。どれも素敵な色です!
最初は「ちょっと暗めの赤がいいかな」と思っていたのですが「せっかく自分だけのオリジナルカラーだから、市販されていないような色が欲しい……」とむくむくと欲が出てきます。
【希望を伝えて更に調合!】
「この赤をもっと明るくできますか?」
「もう少しピンクっぽい方がいいです」
など、希望を伝えて最初に調合されたインクを理想のカラーに近づけていきます! 1滴インクが加わるだけでもニュアンスが変わって、しかもどの色も可愛くて捨てがたいのです。
【カラーが決まったら……】
とっても迷いましたが、最終的にピンクがかった赤色に決めました!
決定した比率に合わせて、スタッフさんが約30mlのインクを調合してくれます。まるで理科の実験を見ているみたいです。
調合が終わったら、特殊な機械を使ってインクをよ〜く混ぜます。
そしてついに完成!!! 私のこだわりが詰まったオリジナルカラーのインク、自分でいうのもなんですが、本当に可愛い……!
【どうやって使う?】
完成したインクは、空の万年筆やボールペンなどに詰めて使います。持っていない方はお店でも販売していますので、併せて購入しておくと便利です。(使い捨てのものは440円、繰り返し使えるものは3300円でした。)
もちろん、手持ちの万年筆に入れたり、ガラスペンで書くときに使うこともできますよ。
【どんな色を作ろうか迷ったら】
「インクを作ってみたいけど、どんな色にしようか迷っちゃう!」と心配な方もご安心を。店内には、色の見本になるものがたくさんありました。
インクを混ぜるとどんな色になるかという見本帳や……
お店がある蔵前の風景の写真集。街から色をピックアップするなんて、すごく素敵!
スタッフさんとも相談しながら、自分だけのカラーを見つけて下さいね。
【デジタルの時代だからこその楽しさ】
帰宅してから、早速オリジナルのインクを万年筆に詰めてみました。自分でこだわって作った世界にひとつだけの色だと思うと、本当に愛着がわいてきます。
そして久しぶりに「万年筆で字を書く」ということ自体もすごく楽しめました。
最近はメールやラインで人とのやりとりが出来てしまうので、手紙を書く機会も減ってしまいましたが「久々に手紙でも書きたいな」という気持ちに……。
自分のオリジナルインクで手書きのメッセージを伝えるのって、とっても粋じゃないでしょうか。デジタルが当たり前の時代だからこそ、手書きの楽しさを再認識できそうです。
【リピート注文も可能です】
ちなみに、2年間はインクのレシピが保管されていて、同じ色のリピート注文も2200円(税込み)でできるそう! リピートはネットでも可能です。
分からないことはスタッフさんが丁寧に教えてくれますので、インク作りに興味のある方は気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか?
「WITH」コースは予約の必要がないので、ふらりと立ち寄ってチャレンジできるところも魅力。平日の方が空いていてオススメだそうです。休日は待ち時間が発生することもあるそうなので、時間には余裕をもってインク作りを楽しみましょう!
・今回訪れたお店
inkstand by kakimori
住所:台東区蔵前4-20-12クラマエビル1F
電話: 050-1744-8547
営業時間:11時〜19時
定休日:月曜日(祝日の際は営業)
取材協力:inkstand by kakimori
執筆・撮影:五條なつき
Photo:(c)Pouch