無機質な点滴器具をクマちゃんに! 12歳少女が生み出した「テディベア点滴用ポーチ」があまりに画期的で感動しちゃいます
無機質な液体の入ったバッグから伸びるチューブと、その先につながる針……点滴って、どことなく怖いものですよね。
そんな点滴、そしてベッドでの治療そのものへの恐怖を軽くするために、12歳の少女、エラ・カサーノ(Ella Casano)さんがとっても素敵なモノを「発明」しました。
それは、点滴のバッグをカバーする、かわいらしい “クマのぬいぐるみポーチ” 「メディ テディ(Medi Teddy)」。何がスゴいかって、それが単なる「点滴サイズのぬいぐるみ」じゃない、っていうことです。
【実体験がもとになってます】
エラさんには、持病がありました。そのため、定期的に点滴を受けなければいけません。
初めて点滴のチューブや医療器具を目の当たりにしたときは、やはり恐怖を覚えたとのこと。日々を重ねるうち、自分だけでなく他の子どもたちも同じ恐怖を味わっているのだと知り、「メディ テディ」を作ろうと思い至ったといいます。
【裏側はメッシュ=医師や看護師が確認できる!】
「メディ テディ」のデザイン画を描いたのは、エラさんのおかあさん。イラストをもとにプロトタイプが作られて、その後、多くの人から寄せられた寄付金によって製品化が実現しました。
ふわふわもこもことした質感といい、まるっこいフォルムといい、「メディ テディ」はどう見てもぬいぐるみにしか見えません。
しかしぬいぐるみに見えるのは、正面だけ。くるっとひっくり返して裏側を見るとメッシュ構造になっていて、医師や看護師が点滴の量を確認することができるようになっているんです。
【プレオーダー受付中だよ~】
白い病室のなかで目を横に向けたとき、そこにあるのは無機質な点滴ではなく、にっこり微笑みかけてくれるクマさん。これなら、恐怖も痛みも和らぎそう。
辛い治療に光をもたらしてくれる「メディ テディ」は、現在ホームページでプレオーダーを受け付け中。価格は送料・手数料抜きで19.99ドル(約2150円)となっています。
購入すると病院に入院する子どもたちへの寄付にもなるのだそう。さっそくチェックしてみてはいかがでしょうか。
参照元:Medi Teddy、Instagram @medi_teddy
執筆:田端あんじ (c)Pouch