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【実話】愛猫が天に召された理由は家の中の事故…老猫にだってバリアフリーが必要だと思った話

   



2月22日は猫の日です! みなさんには大好きな猫はいますか?

私には14歳のときから30歳までのあいだ、ずっと支えてくれた猫がいました。

ブリーダーさんのお店で売れ残っていた、もうすぐ1歳のフワフワなチンチラシルバー。お客さんが来ても「なんだ人間、用でもあるのか?」とでも言いたげで、人懐っこさは皆無。でも私たち家族はこの「ツン」とした猫がとても気に入り、「お嬢」と名づけて家族に迎えました。

それから16年後……彼女は、コロッと亡くなってしまったのです。

【病気もしない健康猫だったお嬢】

お嬢は全く病気にならない、そして大人しい猫でした。

人間の食べ物は全く食べない、ペットフードも自分で決めた量だけ食べる、トイレミスもしない。そんな完璧主義のようなところがある反面、私が泣いていると「ニャー」と駆け寄って顔を舐めにきたり、受験勉強の時は起きて勉強につきあってくれたり、本当に優しい猫でした。たまに弟の友達が遊んでいる部屋に私の下着を運ぶという謎すぎる行動をしましたが。

【目の前で起きた事故】

日中は陽のあたるソファで寝るのが日課のお嬢。家に帰ったらソファで寝ている彼女の体に顔を埋めてモフモフする、というのが家族のお約束でした。

しかし、年を重ねていくにつれ、そのお気に入りのソファへの登り降りにちょっと難儀するようになったお嬢。腰を振り、足を動かし、「行くわよ……行くわよ!」と助走(?)をつけて動くように。段差をなくすスロープを用意してみたところ、登るときは使ってくれるものの、なぜか降りる時は絶対に利用してくれませんでした。

そんなある日のこと。いつもと同じように、ソファから降りようとしたお嬢。ところが、どうしたことか着地に失敗……首の骨を折ってしまったのです。動物病院に連れて行ったけれどなすすべもなく、家族に見守られ3時間後には天に召されてしまいました。あっという間の出来事でした……。

【老猫になったら段差のない空間を作る】

ソファの高さが低かったら、ソファじゃなくて座布団だったら、高いところに登れないように部屋を考えていたら……と後悔ばかりが頭をめぐる日々。泣いてもお嬢はもどってこない、同じ種類の猫はいてもお嬢はどこにもいない。

後にわかったことですが、老猫になったら部屋からなるべく段差をなくしてあげることが重要なんだそう。トイレにもスロープをつけたり、猫やぐらも低くしたりと、猫がシニア期(個体差はあるけど7歳くらいから)に入ったら生活を整えていく必要があるそうです。

私はお嬢を失った時、顔面が壊れるんじゃないかってくらいに泣きました。お嬢を飼ったことを後悔するほどでした。他の家にいたら、もっと幸せに長生きしていたいんじゃないかと思うと、また涙があふれてくるのです。

シニアな猫には環境を整えてあげること。これを長く猫を飼っている人にぜひ知ってもらいたいと思い今回記事にしました。ペットは最強の家族です。愛の塊です。いつかくる最期の日まで素敵な時間を過ごしてくださいませ。

撮影・執筆=百村モモ (c)Pouch

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