【注意喚起】クリスマスツリーの発火事故に気をつけて! 「電球やコードの破損」や「燃えるものが近くにないか」を要チェック
以前 Pouch でも紹介した「子どもを事故から守る!プロジェクト」の公式ツイッターを眺めていたところ、クリスマスのイルミネーションに関する注意喚起がつぶやかれていたんです。
「クリスマスのイルミネーションによる発火事故が発生しています。設置前に、電球やコードに損傷がないことやイルミネーションの周辺に可燃物がないことを確認し、安全にイルミネーションを楽しみましょう」
クリスマス前ということで、お部屋にツリーやイルミネーションを飾っている人は少なくないことでしょう。キレイだからつい “つけっぱなし” にしてしまいがちですが、それが火事などの事故につながることも……。
【クリスマスツリーには火事や事故の落とし穴が】
米国消費者製品安全委員会(CPSC)も公式サイトで注意喚起をしています。
CPSCの会長は、「生木のクリスマスツリーにはたくさん水を与えること、キャンドルは可燃性の物から離れた位置に置くこと、飾り付けのためハシゴに上る際には注意すること」と言及しています。
【あなたの家は大丈夫? 今すぐチェック☆】
そのほかCPSCが明記している、クリスマスツリー関連の注意はこちら!
・ツリーを飾るときは、暖炉、換気扇、ラジエーターなどの熱源から離して設置すること
・生のツリーは暖かい部屋だとすぐに乾燥してしまうので、常に水の量をチェックしておくこと
・人工のツリーを買う場合は、ラベルに “耐火性” と書いてあるものを選ぶこと
・小さな子供がいる家庭は、鋭利な飾りや壊れやすい飾り、お菓子によく似た飾りは選ばないこと。また、手の届かない場所に設置すること
・キャンドルは、子供やペットの手が届かない場所に、安定した状態で置く。また木、飾り、カーテン、家具など、火がつく可能性のあるものから離しておくこと
・ライトは、「新しいものか古いものか」「ソケットが壊れたりひび割れたりしていないか」「ワイヤーが擦り切れたり裸の状態になっていたりしないか」を、きちんと確認しておくこと
・ライトが破損していたら絶対に使用しない。また金属製のツリーにはライトを使用しないこと
・それぞれのアイテムに使う延長コードを点検し、切り傷やほつれの兆候があれば使用しないこと
【生のツリーは絶対に乾燥させちゃダメ】
注意事項はやや多めですし、当たり前のことばかり。ですが、当たり前のことこそ見落としがちなので、この機会に再度チェックしてみてはいかがでしょうか。
またCPSCは、YouTubeで生のツリーを使った実証実験動画も公開しているので、こちらもぜひご覧になってみてください。
ツリーが乾燥した状態だと新聞よりも早く燃える……ということがよく分かる動画です。ツリーだけでなく、観葉植物にも同じことが言えそうなので、今一度見直してみるべし! せっかくのクリスマスに事故を起こさないためにも、気をつけすぎるくらいがちょうどいいのかもしれませんね。
参照元:Twitter @caa_kodomo、CPSC、YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch