【すでに消された動画も】 “恋ダンス” 動画、著作権法に基づく削除手続きが9月1日よりスタート / レコード会社からは事前に告知がありました
2016年を代表するドラマといえば、なんといってもTBSで火曜夜10時に放送されていた『逃げるは恥だが役に立つ』。そして2016年を代表するヒット曲もこのドラマの主題歌、星野源さんによる『恋』でした。
ドラマのエンディングに出演者たちが踊る “恋ダンス” は、社会現象にまで発展。YouTubeやニコニコ動画などの動画サイトにたくさんの “踊ってみた” 動画が公開されてきたわけなのですが、2017年9月1日から著作権法に基づく動画削除を開始すると、星野さんが所属するレコード会社「ビクターエンタテインメント」が発表。
社内カンパニーレーベルの1つである「スピードスターレコーズ」公式サイトにて、「削除手続きが始まる前に、可能な限りお客様ご自身で“恋ダンス”動画の公開中止・削除の作業を行っていただきますよう、お願いいたします」と呼びかけています。
【期間限定、条件つきでの許可でした】
実はこの呼びかけは、ドラマ終了後から行われていたもの。多くの人たちが恋ダンスを楽しんでいることを考慮し、条件付きで2017年8月末までは削除要請を行わないと発表していたのです。
・個人・非営利を目的として “恋ダンス” 動画を制作し、公開していること
・CDや配信で購入した音源であること
・動画で使用されている音源の長さがドラマエンディングと同様の90秒程度であること
以上の条件を満たしている “恋ダンス動画” は期間中は動画削除の手続きを行わない。ただし期間を過ぎたら削除手続きを開始するので、それまでに自ら動画の公開中止・削除を行ってほしいと、公式サイトで訴えてきていたのです。
【ツイッターの反応は?】
そしてとうとうやってきた、動画削除のとき。ちょっぴり寂しい気もするけれど、事前に告知されていたことなので致し方ない! わたし個人としては、余裕をもって告知してきたレコード会社の対応は非常に誠実だと思いました。
巷の反応を探るべくツイッターの声もチェックしてみましたが、「これまじですかぁぁぁぁぁぁぁぁ」と驚く人、「何か冷めるわ」「無粋だなあ……」と批判的な人など意見はさまざま。
肯定的なものでは、「ドラマが盛り上がってくれてる所に水を差さないように『期間限定で公式に許可しますよ』って言ってたものを『期間が終わったので削除して下さいね』って言うことのどこに批判される要素があるのかガチで分からないんだけど、分かる人教えて欲しい」「スマートな対応」といったものがありました。
いずれにせよ、 “そのとき” が来てしまったことは確かです。動画を投稿していて、もしもまだ削除をしていない方は、早めの対応をおススメします。
参照元:スピードスターレコーズ、スポニチ、Twitter 検索「星野源 恋ダンス動画」
執筆=田端あんじ (c)Pouch