【ガチ検証】メロンパンを肉まんに変えるドレッシングが発売…だと!? 信じられないので実際に食べてみた結果
先日、pouchで紹介した「メロンパンが肉まんになるドレッシング」。
「きゅうりに蜂蜜をかけるとメロン味になる」とか、「プリンと醤油でウニの味」とかに近い、小学生男子的・駄菓子屋っぽい発想がむちゃ気になります!
というわけで、本当にメロンパンが肉まんになるのかどうか、実際に取り寄せて食べてみることにしました。
【届いたのは、めちゃ立派な商品だった】
一体どんなジャンクな調味料がくるのかと思いきや、届いたのは立派な箱に入った高級感溢れる調味料の3本セット。おやぁ? どういうこと? 「小倉記念病院とごとう醤油が100年続く健康を目指して共同開発した、体に優しい調味料シリーズです」なんて書いてあるではないですか。
メロンパンを肉まんにするドレッシングは3つの中の「小倉牛ドレッシング」。裏書きを見ると、原材料には味噌、糖類、しょうゆ、ビーフエキスなどのほかに、アマニ油も入っており、化学調味料は使っていないそう。体に良さそう。小倉牛なんて、高級ブランド牛じゃないの。
【いざ実食!】
こんなちゃんとしたドレッシングをメロンパンにかけるということに一抹の罪悪感を覚えつつ、本物のメロンやクリームなど入っていないオーソドックスなメロンパンをスーパーで購入して、ドレッシングとともに食べてみることに。
メロンパンを割り、大さじ1杯程度のドレッシングをたらーり。そして一口パクッ。
うーむ……。目をつぶって食べて「これ、肉まんの味に似てない?」と聞かれたら、「……ぁ、あぁ、たしかに、ほのかに似てるような……」と言う、かもしれない、といった程度の味。ごめんよ、ごめんよ。「うっわー、メロンパンが肉まんに変身やぁ」ってほどではないです!
【もっと近づかないのかと、別のパンでも試してみた】
もしや、メロンパンの表面のザクザク感覚が肉まん化を妨げているのではないかと思い、見た目や食感が近そうなパスコの「白い食卓ロール豆乳入り」にもかけてみました。が、ドレッシングの酸っぱさが際立ってしまい、肉まんには程遠い味。食パンにかけてみても、やはり肉まんにはなりません。
改めてメロンパンにかけてみると……、うーん、やっぱり肉まんに一番近いのはメロンパンかも。不思議。どうやらメロンパンの甘さとバニラたっぷりの香りが、ちょっと酸っぱめで肉の風味たっぷりのドレッシングとミックスすることで、肉まん化するようです。肉まんの具って、ちょっと甘さと酸味がありますよね。
【なぜメロンパンを肉まんにする必要があるの?】
そういえば、「きゅうり+蜂蜜=メロン」とか、「プリン+醤油=ウニ」などは、安価な食材を高級食材かのように食べるという裏技。けれど、メロンパンと肉まんって、値段はそこまで変わりませんよね。なぜ、そんなことをする必要があるのかしら? 普通に肉まん買えばいいんじゃ……。
【その理由は、ドレッシングの目的にありました】
実は、このドレッシングは腎臓病でたんぱく質の制限がある人のために開発されたものだそう。たんぱく質の制限がある人は、肉類を減らす必要があるんですって。そういう人がメロンパンを肉まん的に楽しむというのであれば、いいのかもしれないですね。
【ぶっちゃけ茹で白菜にかけるのが一番うまい】
このドレッシングの最大の特徴は、牛肉のおいしい風味がしっかりと感じられること。せっかくなので、普通にドレッシングとして野菜にかけてみたところ、牛肉サラダを食べているような満足感が。
私のおすすめは、茹で白菜にこのドレッシングをかける食べ方。塩気が強すぎず、程よい酸味と濃厚な肉汁感が白菜の肉厚の食感と優しい味によく合うので、まるで白菜と牛肉のくたくた煮でも食べているような、満足感があります。おいしすぎて白菜を丸ごと1つ食べられちゃいそう。
ということで結論!
メロンパンはそこまで肉まんに変身できなかったけど、茹で白菜をごちそうにするドレッシングでした!
参考リンク=Amazon、プレスリリース
撮影・執筆=山川ほたる (c)Pouch