タクシー運転手が絶対にしゃべらない「黒子のタクシー」が登場! 会話はジェスチャーか筆談で黒子の衣装を身にまとっています
タクシーを利用するとき、おそらく誰もが1度は直面するであろうこと。それが「乗務員さんとのおしゃべり」問題です。
自分の調子がいいときはさほど気にならないかもしれないけれど、誰だって、会話に気乗りしないときはあるもの。そんなときにおしゃべり好きの乗務員さんに当たってしまったら……少し、気が重くなっちゃいますよね(笑)。
【乗務員さんが「黒子」に徹する!?】
タクシーは利用したいけど、できれば話したくない。そんな “確実に存在するであろうニーズ” に応えたのは、これまで数多くのユニークなサービスを打ち出してきた三和交通。
乗務員さんが最初から最後までずーっと “黒子” に徹してくれる「黒子のタクシー」が、2018年2月20日よりサービスを開始しています。
【コミュニケーションは「筆談」か「ジェスチャー」】
黒子とは、歌舞伎の舞台などでよく見る、黒装束を着た人のこと。役者の介添をしたり舞台装置を操作したりする、要は “裏方さん” です。
「黒子タクシー」は、ほかならぬ乗務員さんが、名前の通り、黒装束に身を包み、黒子になりきってくれるのだそう。
最大の特徴は「基本的に言葉を発しない」ところ。筆談とジェスチャーのみの対応となり(ホンマかいな)、必要最低限のコミュニケーションを図るための会話はするものの、その際は「小声」という徹底ぶりなんです。
【運転するときは顔を出します】
ちなみに黒子のトレードマークといえば顔を覆う薄い黒布ですが、運転中は安全確保のため、布をあげて顔を出した状態になるとのこと。見た目が日本的なので、会話をしたくない人だけでなく、外国人観光客にもウケそうな予感~!
「黒子タクシー」は、別途指定料金として310円がかかるので、あらかじめご注意を。公式サイトに専用の申し込みフォームがあるので、興味のある方は利用してみてはいかがでしょうか。
参照元:三和交通[1][2]、Twitter @sanwa_taxi
執筆=田端あんじ (c)Pouch